「二十等爵」の版間の差分

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# [[関内侯]]
# [[列侯]]
 
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漢代には皇帝即位などの国家的慶事に際して全ての民衆に一律に爵が授与されていた。それゆえ、売爵などで喪失しない限り、誰でも爵を所有していた。爵の上下による実利の差異はあったが、大したものではなかった。それよりもこの制度の眼目は最高級の官僚から末端の庶民までに爵を与えることによって、これらを貫徹する'''国家による身分制'''を形成し、爵を媒介として皇帝が民衆と密接に結びつくことで、皇帝権力の基盤を確固たる物とすることにある。これが漢の支配体制を特徴付ける'''[[個別人身的支配]]'''の中核となっていた。