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長島左近 (会話 | 投稿記録)
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出版物の2割はコンビニルートで販売される。
その殆どが雑誌であり、コンビニエンスストアは、日本の雑誌の実に4割近くを販売している。大手数社で管理される為、コンビニ本部へのキャッシュバックは書店の比では無い。
昔は[[週刊誌]]上での[[キヨスク]]を擁する[[日本国有鉄道|国鉄]]批判は無理と言われていたが、現在のコンビニ批判は、それを超えて[[タブー]]視されている。
 
=== オンライン書店 ===
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=== アメリカ合衆国 ===
アメリカ合衆国では、歴史的に書籍販売に占める小売書店の割合は3割程度であった。小売書店以外の販売ルートが数多くあった為である。1930年代、[[ペーパーバック|マス・ペーパーバック]]が登場したが、駅の売店など[[新聞販売店]]が取り扱った。[[第二次世界大戦後]][[ブック・クラブ]]のような通信販売が人気を博した。
 
小売書店は1960年代まではハードカバーを取り扱う、個人書店が主流だった。1970年代、[[:en:B. Dalton|ビー・ドルトン]]や[[:en:Waldenbooks|ウォルデンブックス]]のような大型チェーン書店・郊外型書店が登場し、急速に発展した。両社はマス・ペーパーバックの販売に力を入れた。また新刊書や超ベストセラー(ブロックバスター)を重視し、回転率を至上命題とした。返本が問題となった。
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こういった状況から、特に小規模な書店では経営が難しくなり廃業が相次いでいる。(こうした店は[[商店街]]に店を構えるケースも多く、中心市街地の衰退の影響も大きい)。そのような小さな書店で本を買える環境を守るために、再販価格制度の維持が叫ばれているという側面もある。
 
== 書店業界の問題点 ==
書店業界を取り巻く現状の問題点をここに挙げる。
* [[古書店]]の出店拡大により、換金目的での[[万引き]]が増加。前述の通り書籍は単品当たりの利益幅が低いため、一冊あたりの損失を補填するためにその何倍もの売り上げが必要となる。
* 分冊百科や付録付き書籍などの大型商品の増加により、売り場スペースが占有され、取扱商品総数が減少してしまうという問題。一般的に書店の場合は店舗あたりの取扱商品総数が多ければ多いほど売り上げが増えるため、これが間接的に利益減少を招く要因のひとつとなっている。
* 年間あたりの新刊出版数が増加の一方を辿り、もはや従来の手書き手法では発注管理が不可能に。対策として[[POSシステム]]を導入しても、専任の担当者が必要となることで、更なるコストの増大と労働時間の増加を招いてしまうが、以前のように単純なレジシステムに戻すに戻せないというジレンマ。
* インターネットの普及による情報源の多元化と、雑誌発売時点での情報鮮度の低下。
* [[不景気]]による嗜好品の購買抑制志向により、娯楽書籍が売れなくなるという問題。
 
== 業界用語 ==
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:回転率が悪く、長い間売れていない商品のこと。一般書店ではスペースの無駄と考えられているため順次撤去されるが、専門書店などではこれを希少価値と捉え、敢えてそのまま取り置かれている場合もある。
;拡材(かくざい)
:いわゆる販促品。ポスターやPOP、場合によっては[[]]や専用棚などの大型の品物もある。
;ストック
:店頭には並んでいないが、在庫としてバックヤードや本棚下の引き出しなどに保管されている商品のこと。客が勝手に取り出すとPOSシステムのエラー原因となる場合もあるので、店員に尋ねて出してもらうのがよい。