「タキシング」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Lexw (会話 | 投稿記録)
+nl
4行目:
タクシングのための推力は、航空機自身の[[プロペラ]]あるいは[[ジェットエンジン]]を用いる。制動は操舵ペダルを踏み込むことによって行う。方向転換は前輪もしくは尾輪を操舵する。小型機では操舵機能を持たないものもあり、この場合は左右のブレーキ操作で機首の向きを変える。
 
[[ヘリコプター]]では、スキッドしか持たない機種では浮き上がらない限り移動できない。これは「ホーバータクシング」とも呼ばれる。車輪を持つ機種であればタクシングが可能であるが、この際には[[回転翼|ローター]]の[[ダウンウォッシュ]]によって付近に駐機している軽飛行機等が容易に浮き上がってしまう(最悪の場合には輪止めを乗り越えて動いてしまう)ので、タクシングの経路に規制が掛けられる。
 
ジェットブラストによる地上作業係員の保護、地上車両の横転 / 転覆や設備の破壊、駐機中の他機の浮き上がりなどの防止のため、飛行場ではエリアによりタクシング時のエンジン推力を規制している。同様の理由で、[[空港ターミナルビル|ターミナル]]から後退して離れる際の[[逆噴射装置]]の使用は原則禁止されている(空港によっては制限利用を認めている空港もある/アメリカの国内線空港に見られる)ため、[[タグ]]([[トーイング・トラクタ]]あるいは[[トーバーレス・トラクタ]]等の総称)による推進 / 牽引([[プッシュバック]])を受ける。