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'''新劇'''(しんげき)はヨーロッパ流の近代的な演劇を目指す日本の演劇を指す。旧劇([[歌舞伎]]を指す)、[[新派|新派劇]](書生芝居の流れ)に対する言葉。当初翻訳劇を中心に始まり、歌舞伎や新派劇の商業主義を批判し、芸術志向的な演劇を目指した。
 
新劇の起こりは明治時代末期、[[坪内逍遥]]・[[島村抱月]]らの文芸協会や、[[小山内薫]]・[[市川左団次]]の自由劇場の活動に求められる。新劇運動が確立したのは、[[関東大震災]]後に作られた[[築地小劇場]]の活動による。これは小山内薫・[[土方与志]]が開設したものである。小山内の死後、プロレタリア演劇運動が盛んになり、築地小劇場も分裂。のちに国家の弾圧を受けた。