「形態素」の版間の差分

内容形態素 2009-10-22T03:41:54を統合
(内容形態素 2009-10-22T03:41:54を統合)
形態素には、いくつかのタイプがあると考えた方が良いことが分かっている。
 
まず、「やま」のように、単独で[[語]]として現れるものと、「お金」の「お-」のように、単独では用いられず必ず他の形態素とともに現れるものがある。前者を'''自由形態素''' (free morpheme)または'''内容形態素'''、後者を'''拘束形態素'''または'''束縛形態素''' (bound morpheme) という。例えば、英語の{boy},{fly}などの形態素は実質な意味を持ち、単独で用いられるから、内容形態素と呼ぶ
 
また、語彙的な意味を持つものとそうでないものに分けることができる。語彙的な意味を持つ形態素を[[語根]] (radical/root) という。例えば、「たか-さ」「たか-い」に共通して現れる「たか-」は語根であり、「空間的な位置が上方にあって下との距離が大きい」(『広辞苑』)という語彙的な意味を持つ。これに対して、「-さ」や「-い」に語彙的な意味を認めるのは難しく、むしろ、「-さ」は「たか-」を名詞として機能させる形態素であり、「-い」は「たか-」を形容詞として機能させる形態素であると考えられる。この「-さ」や「-い」のように、機能的あるいは文法的な意味は持つが語彙的な意味は持たないと考えられる形態素を'''機能的形態素''' (functional morpheme) または'''文法的形態素''' (grammatical morpheme) という。
 
語根は、自由形態素であることもあれば、拘束形態素であることもある。「たか-さ」「たか-い」の「たか-」は単独で語として現れることが無いので拘束形態素であり、一方「やま」「あお」のような語根は単独で語となる自由形態素である。
5,901

回編集