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'''ヴェントゥス'''(''Ventus'')は、[[コンピュータゲーム]]『[[キングダム ハーツ シリーズ]]』に登場するキャラクター。声優は[[内山昂輝]]が務める。
 
== 設定概要 ==
『[[キングダム ハーツ バース バイ スリープ]]』に登場する、マスター・エラクゥスの三人の弟子のうち一人で、愛称は「ヴェン」。
 
純粋かつ明快な性格で、目に映るもの全てに興味を示す。キーブレード使いとしてはまだ未熟だが、マスターを目指して、親友である[[テラ (キングダム ハーツ)|テラ]]、[[アクア (キングダム ハーツ)|アクア]]と共に修行に励む。
 
ヴァニタスよりテラに関する不吉な予言を聞かされ、独断で旅立ちの地を出発し、各世界を回る。
== 伝記 ==
{{ネタバレ}}
 
実はマスター・ゼアノートのかつての弟子である。師がχブレードを作るために純粋な光と闇の心を均等な力でぶつけさせる目的で、ハートレスに追い詰めさせ、ヴェントスの闇の部分を引き出そうとする。その試みは満足できる結果に至らなかったが、引き出した心の闇を抜き取られ、その際の心に大きなダメージを負わされる。それにより心は消滅寸前だったが、半ば偶発的に他者の心と結ばれたことでなんとか取り留められる。
=== キングダム ハーツ バース バイ スリープ ===
夜、奇妙な夢を見て目覚めた少年・ヴェントゥス。部屋の窓から、流れ星を見つけて、山の山頂で眺めていると、そこに親友である、アクア・テラと会い、三人で和やかな会話をしていると、アクアが「つながりのお守り」を、それぞれ三人分手渡す。離れ離れになっても、まためぐり合う。絆のお守りを手にした彼らは、後日行われる、キーブレードマスター承認試験に向けて、最終調整をして夜を過ごす。
 
キーブレード使いとしてまだ未熟なヴェンは、試験を受けることは出来ないが、テラとアクアが、マスターになる瞬間を心待ちにしていた彼は、二人の試験を見守る。途中に起きたトラブルも、三人で一緒に解決し、無事に試験を終えた。だが、その結果は、アクアのみマスター承認という結果だった。
 
試験の後、自分の部屋でくつろいでいると、突如仮面をかぶった謎の少年が現れる。その少年は「テラがテラでなくなる」という不吉な言葉を残す。その言葉に不安を抱いたヴェンは、すぐさまテラの元へ向かうが「心配無い」と諭され、旅立ってしまう。するとヴェンは、後を追う様に鎧をまとい、異空の回廊へ飛び込んだ。
 
初めての外の世界に、胸を躍らせながら旅をしていく中で、テラに関する不吉な情報が、彼の耳の中に次々と入り込む。旅の途中、仮面の少年と出くわしたヴェンは、少年を追って言葉の意味を問い詰める。言葉通りの意味だという少年は、キーブレードを呼び出して、ヴェンに襲い掛かる。その力は、ヴェンの遥か上の実力で、全く歯が立たない。だが、突如現れたミッキーに助けられ、辛くも退けた。世界の異変を知り、無断で飛び出したミッキーに、自分を重ねながら話していると、彼が持っていた「星のカケラ」が突如光りだして、光の都・レイディアントガーデンに飛ばされる。
 
光の都で、ミッキーの姿を見たヴェンは、彼を追っていると、巨大なアンヴァースが出現。目標を変えてアンヴァースを追っていると、そこでテラとアクアと再会。三人で協力して撃退した後、彼らに和やかなムードが流れる。その和やかなムードが、アクアの発言によって壊され、テラはその場を立ち去ってしまう。同時に、アクアの言葉にショックを受けたヴェンも、テラを追ってその場を立ち去る。なんとかテラに会えたヴェンだったが、去り際に残した言葉に不安を抱き、アクアの元へ戻るが彼女もすぐに旅立ってしまう。ただ一人残ったヴェンは、リア・アイザという二人の少年との出会いを通じて、新たな「友達」を探す旅をすることに。
 
旅先で英雄を目指す神の子・ヘラクレスと孤高の戦士・ザックスや、テラとアクアの名を知っている生き物・試作品626号ら、新たな友を築いていく。そして「ネバーランド」という世界で自分達だけの宝物を探している、ピーター・パンと仲間達に出会い、その宝箱にかつてテラから託された木剣を入れてまた会いに来る事を約束する。そして、ピーターの相棒であるティンカー・ベルが拾ったという「星のカケラ」を見たヴェンは、ミッキーに返すために預かると、カケラは再び光りだし、ヴェンをあらぬ方向へと飛ばす。
 
たどり着いた先は、イェン・シッドという魔法使いが住む「不思議な塔」だった。イェン・シッドがミッキーの行方を調べていると、そこには瀕死の重傷を負ったミッキーの姿が浮かび上がる。心配するドナルド・グーフィーの代わりにヴェンは仮面の少年と戦ったあの謎の荒野へと向かう。
 
ミッキーを助けるために荒野に降り立ったヴェンの前に、マスター承認試験の際に在席していたマスター・ゼアノートが現れる。その時、ヴェンの頭に激痛が走り、頭の中に映像が流れ込む。それは、かつて失っていた過去の記憶、ゼアノートの弟子であった頃の記憶だった。そして、ゼアノートがヴェンを弟子に迎え入れた理由を語りだす。それは、χ(キー)ブレードの創造…終局の名を冠する究極の「鍵」の創造だった。さらにゼアノートは、エラクゥスに真実を問い詰めろと彼をミッキーもろとも異空の回廊へ飛ばす。
 
自分の過去を全て思い出したヴェンは「旅立ちの地」へと戻る。帰郷を喜ぶエラクゥスに対して、ヴェンは今まで自分を外の世界に出そうとしなかったのは、χブレードの誕生が怖かったから、それを防ぐために自分を世界に閉じ込めようとしていたのではと、自分の思いをエラクゥスへと全てぶつけた。その言葉にゼアノートの真の目的を悟ったエラクゥスは、過ちを償おうとヴェンを封印する為に襲い掛かる。そこにテラが現れ、間一髪のところを助けられる。そしてテラはヴェンを異空の回廊へ飛ばし、ただ一人エラクゥスを止めるためにその場に残る。
 
小さな島がある世界に飛ばされたヴェンは、そこでゼアノートが取り出した自らの闇であり、純粋な闇の存在である少年・[[ヴァニタス (キングダム ハーツ)|ヴァニタス]]と再び対峙する。ヴェンと融合し、χブレードを作りだそうとするヴァニタスに対し、それを拒否するヴェン。するとヴァニタスは戦う理由を作ろうと、テラとアクアの最期を見届けるため、キーブレード墓場へ来いと誘う。ヴェンは「つながりのお守り」を手に全てを終らせるため、キーブレード墓場へ向かった。
 
先に降り立っていたテラとアクアに自らの真相を全て打ち明ける。それでもヴェンを守ろうとする二人に対し、ヴェンは静かに頼みだす「俺を…消してくれ」と。そこに、ゼアノートとヴァニタスが現れ、「χブレードを手に入れる」と高らかに宣言する。
 
やがて、鎧を身にまとった彼ら三人とゼアノートとの熾烈な戦いが繰り広げられる。無数のキーブレードに乗りながら、アクア、ヴェントゥスを追い詰めるヴァニタス。彼の猛攻を退けながら、ゼアノートに不意打ちを仕掛けるヴェンだったが、ことごとく見破られテラの目の前で凍らされてしまう。そのまま、奈落へ落とされたヴェンをアクアが間一髪で受け止める。アクアが空を見上げると、そこには巨大なキングダムハーツが出現していた。
 
空を見つめる二人の前にブライグという男が現れる。テラの前で二人を始末すれば、テラは闇に堕ちる。そんなブライグの言葉に怒りをあらわにするヴェンとアクア。動けないヴェンの代わりにアクアがブライグを退けるが、その時ヴァニタスがアクアに不意打ちを仕掛け、彼女は気を失ってしまう。その光景を目にしたヴェンはアクアを守るため、自力で全身の凍結を打ち破り、ヴァニタスを追い詰め、彼を退ける。だが、それはゼアノートの思惑通りであった。ヴェンはヴァニタスの感情の一部がアンヴァースとなって暴れていたこと、それを世界にばらまき、テラ達の旅の目的を意図的に作っていた事を知る。そして、ヴァニタスを打ち負かしたことで融合が始まり、ヴェンは強大な光に飲まれてしまう。
 
ヴェンが目を覚ますと、ステンドグラスのような足場が広がる幻想的な場所・・・そこは自身の心の中だった。そこに現れる、χブレードを持ったヴァニタス。その剣先は欠けており、融合は不完全な状態であった。χブレードの完全なる誕生を目論むヴァニタスに対し、ヴェンはχブレードを破壊しようとする。それはすなわち、自らの心の崩壊を意味するが、テラとアクアを守るため、友との絆を守るため、戦いを挑むヴェン。戦いは熾烈を増し、ステンドグラスが砕け散る。ヴェンは暗闇の中、渾身の攻撃をヴァニタスに叩きこむ。ついにχブレードを破壊したヴェンは、消滅したヴァニタスの後を追うように自らも穏やかな笑みを浮かべながら光へと変わり、暗闇の中へ眠りについた…。
 
=== Birth by Sleep - LAST EPISODE ===
キーブレード墓場で繰り広げられた激戦の後、ヴェントゥスの体はアクアと共に異空の回廊を漂っていた。その二人をミッキーは「星のカケラ」を使ってイェン・シッドの元へ送った。そして、目覚めたアクアは行方不明になったテラを探すため、ヴェンの体を抱え一人旅立つ。その時、かすかなヴェンの意識がアクアを荒れ果てた故郷へと導いた。
 
アクアはマスター・エラクゥスが遺した言葉通り、故郷の鍵穴をエラクゥスのキーブレードで閉じ、訪れた者すべてを忘却の彼方へ誘う『忘却の城』へと作り変えた。その中の「目覚めの部屋」にヴェンを座らせ、テラを連れて起こしに来ると約束したアクアは、テラの導きに応えて旅立つ。
 
「目覚めの部屋」で眠りにつくヴェンに幼い少年の声が語りかける。ヴェンの心は、その少年の心に出会った。それは、どこか懐かしくて、暖かい少年の心。激戦により、心が傷ついていたヴェンはその傷を癒すため、少年の心と再び同化するのであった…。
 
== 過去 ==
かつてゼアノートの弟子で、彼の元で修行をしていたヴェントゥス。そんな彼はある日、荒れ果てた荒野で大勢のモンスター(ネオシャドウ)に囲まれていた。ゼアノートは、彼が抱く恐怖の感情を強大な闇の力にするため、あえてヴェントゥスを窮地に追い込んでいた。だが、最後まで闇の力を使うことなく、ヴェントゥスは、モンスターになす術なく倒されてしまう。
 
業を煮やしたゼアノートは、キーブレードでヴェントゥスの心の闇を抜き取り、純粋な闇の存在・[[ヴァニタス (キングダム ハーツ)|ヴァニタス]]を生み出す。これは、χブレードを作る条件である、純粋な光と闇の心を、均等な力でぶつけさせるためであり、ヴェントゥスを純粋な光の存在として育てるためだったが、予想以上にヴァニタスの闇が大きく、ヴェントゥスの心は消滅寸前だった。
 
そんな彼をせめて安らかな場所で眠らせるため、小さな島がある世界(デスティニーアイランド)へと連れていく。立ち去ろうとするゼアノート。一方、ヴェントゥスは心の中で、ある存在に語りかけられる。その声は、欠けている心を自分の心と結ぶ事で、心を癒す提案を持ちかける。そしてヴェントゥスは、心を繋ぎ、再生することに成功。それに応じてヴェントゥスは、無意識に手を掲げ、キーブレードを発現させる。
 
光の心はまだ消えていないと確認したゼアノートは、兄弟弟子でもあるマスター・エラクゥスの元へヴェントゥスを預ける。その際、記憶を失っていた彼はエラクゥスの元で修行を積んでいた弟子、テラ・アクアと出会う。だが、まだ意識が完全に回復していなかった彼は、テラとアクアの質問にまともに答える事が出来ず、混乱して再び昏睡状態に陥ってしまう。
 
彼の眠りは長期間に渡っていたが、ある日ようやく目覚め、改めてエラクゥスの元で修行をする事になった。ぼんやりとしたまま修行をしていたヴェントゥスは、テラとアクアから一緒にキーブレードマスターを目指す約束を結び、テラは自身が持っていた木剣をヴェントゥスに託す。この出来事がきっかけで、ヴェンは二人と友としての絆を築いていく。
 
その後、マスター・エラクゥスの元へ預けられ、一時は昏睡状態になるが正常な状態に復活、キーブレードマスターになるための修行を開始する。ただしこの際、記憶を失っており、自分の出自などは全て忘れていた。
== 能力 ==
『BbS』の三人の主人公の中で、素早い連続攻撃を生かした、手数の多さが特徴である、スピード・コンボタイプの戦闘が得意なキーブレード使い。