「不条理」の版間の差分

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不条理主義者の哲学の中では、不条理は人による世界の意味の追究と世界の明らかな意味のなさの基本的な不調和によって生じるとされる。意味を持たない世界で意味を探す。人はこのジレンマを解決する3つの方法を持っている。キルケゴールとカミュははその解決法を著書の中で書いている。『死にいたる病』と『シーシュポスの神話』である。
 
*自殺:まずシンプルな1つの方法として人生を終わらすということ。キルケゴールとカミュはこの方法が非現実的であるとして退けている。
 
*盲信:不条理を超えた何か、触れられず実験的に存在が証明されていないものをを信じること。しかしそれをするには理性を失くす必要がある(すなわち盲信)、とキルケゴールは言っている。カミュはこれを哲学的自殺として考えている。
 
*不条理を受け入れる:不条理を受け入れて生きる。カミュはこの方法を推奨しているが、キルケゴールはこれを「悪魔に取り付かれた狂気」として批判している<ref>『死に至る病』,キルケゴール,絶望して自己自身であろうと欲する絶望、反抗 </ref>。
 
== 生の意味 ==