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『'''ケインとアベル'''』(''Kane and Abel'')は[[ジェフリー・アーチャー]]が[[1979年]]に発表した小説。[[イギリス]]で[[テレビドラマ]]化され、日本でも放映された。書名は[[旧約聖書]]『[[創世記]]』に登場する兄弟相克の物語「[[カイン]][[アベル]]」(''Cain and Abel'' - ケイン(Kane)は[[姓]]であるが、[[英語]]読みの音が同じ)にちなんで付けられている。
 
[[20世紀]]の現代史を背景に、生い立ちの異なる2人の主人公を、双方の視点から交互に描き、やがて2人の運命が交錯するストーリー。アーチャーはサクセス・ストーリーを描く長編(アーチャーは、このような作品を[[サガ|サーガ]]と呼んでいる)、国際的な陰謀を描くサスペンス劇、短編集といった順で著作を発表しているが、以後も長編作品においてはこのスタイルが取られている。本書の続編として、主人公アベル・ロスノフスキの娘フロレンティナを主人公に、彼女が[[アメリカ大統領]]の座を目指す長編『[[ロスノフスキ家の娘]]』([[1982年]])があり、フロレンティナの幼少時から描かれる前半部は、『ケインとアベル』の物語を別視点からなぞる構成になっている。