「イーノス・スローター」の版間の差分

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=== マッド・ダッシュ ===
1946年のレッドソックスとのワールドシリーズ第7戦で、3-3の同点の8回、打者ハリー・ウォーカーが二塁打を放ち、スローターは一塁から一気に本塁に生還、シリーズを決定づける決勝点を挙げる。この時の闘争心むき出しの走塁は、ファンに「マッド・ダッシュ」と名づけられスローターの代表的なプレーとなった。このプレーでは記録上、ウォーカーの打撃結果は二塁打とされているが、実際の当たりはシングルヒットがふさわしい内容で、バックホームの間に二塁に進塁しており、「シングルヒット」と「野手選択」が記録されるのが相応しいと言われている。ツーベースヒットで一塁走者がホームインするのはまだ通常に考えられるプレイであるが、実際のスローターのこの走塁は'''「シングルヒットで一塁から生還した」'''からこそ、後世に伝えられるほどの好走塁なのである。当時ある記者は記録員室に「あなたがたがあのヒットを二塁打と記録することで、この素晴らしい走塁から感動と興奮を奪ってしまうんだぞ。」とクレームをつけたという。>現在カージナルスの本拠地ブッシュ・スタジアム横に、スローターのマッド・ダッシュの像が建てられている。スローターの闘争心むき出しの走塁スタイルは、後に[[ピート・ローズ]]がそれを真似たといわれる。
 
== 通算成績 ==