「自然治癒力」の版間の差分

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==概説==
「自然治癒力」と古くから呼ばれ親しまれている機能の中には、「'''自己再生機能'''」と「'''自己防衛機能'''」が認められる。
 
「自己再生機能」とは、体が外傷などを負った時に、(それが少々の規模であれば)傷を治す機能のこと。
 
「自己防御機能」とは、生体の外部から浸入してくるウイルス・細菌類と戦う機能のこと。つまり「[[免疫]]」のことである。
 
二つの機能は連携して機能することもある。例えばスリ傷を負った時の治癒では、生体は浸入してくる細菌と戦いつつ皮膚を再生しているので「自己防衛機能」と「自己再生機能」を同時に働かせているということになる。
 
自然治癒力の定義のしかたはいくつもあるが、例えば中川美典は、自身の定義は東洋医学の専門家によるそれとは異なってはいると断りつつ、次のような定義を提起している。
 
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「どのようにすぐれた新薬に対しても、すべての望みをかけてはならない。病気の勢いを止めるのは、基本的には休養に支えられた自然治癒力だけなのだ」とは、リウマチ研究の権威、小田禎一の言葉だという<ref>『自然治癒力の不思議』、202頁</ref>。
 
 
==自己再生機能と自己防衛機能==
「自然治癒力」と古くから呼ばれ親しまれている機能の中には、「'''自己再生機能'''」と「'''自己防衛機能'''」が認められる。
 
「自己再生機能」とは、体が外傷などを負った時に、(それが少々の規模であれば)傷を治す機能のこと。
 
「自己防御機能」とは、生体の外部から浸入してくるウイルス・細菌類と戦う機能のこと。つまり「[[免疫]]」のことである。
 
二つの機能は連携して機能することもある。例えばスリ傷を負った時の治癒では、生体は浸入してくる細菌と戦いつつ皮膚を再生しているので「自己防衛機能」と「自己再生機能」を同時に働かせているということになる。
 
==自己防衛機能==