「オール・マイ・ラヴィング」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
43行目:
ビートルズのセカン・ドアルバム『[[ウィズ・ザ・ビートルズ]]』の3曲目に収録されている曲。リード・ヴォーカルはポール。<ref>ライブでは3番のメロディーは[[ジョージ・ハリソン]]が歌い、ポール・マッカートニーは3度上のコーラスをつけている。この部分レコードではポールのダブル・トラック。ジョンがギターで忙しいのでジョージが担当したと考えられる。バック・コーラスのハミングはジョンとジョージ。ジョージがポールとジョンのマイクを行き来するのが面白い。</ref>[[ロイ・オービソン]]とのツアー中にバスの中で作った。
 
ポールの初期代表作のひとつで、現在でもライヴで演奏されるアップテンポな曲。[[ジョン・レノン]]をして「ポールは完璧な作曲の能力がある」と言わしめたほど完成された曲である。曲中で聴こえる[[ジョン・レノン]]の[[リッケンバッカー・325]]を使った3連符[[リズムギター]]([[ピック奏法#オルタネイト・ピッキング|オルタネイトピッキング]])は、ジョンのリズムギタリストとしての才能を確認できる演奏である。ポールは、[[ヘフナー・500-1]]を使い、ランニング・[[エレクトリックベース|ベース]]をしている。なお、レコード録音では3弦4フレットC#を弾くところを一ヶ所隣の2弦4フレットF#を弾くポールのミスがある。ビートルズはもともとこの曲を[[カントリー・ミュージック|カントリー&ウエスタン]]と位置づけており[[ジョージ・ハリスン]]は[[グレッチ]]・カントリー・ジェントルマンを使い、[[ピック奏法#チェットアトキンス奏法|チェット・アトキンス奏法]]をしている。
 
この曲は[[アメリカ合衆国|アメリカ]]進出時に出演した人気[[TV番組]]『[[エド・サリヴァン・ショー]]』の初出演時に最初に演奏した曲としても知られる。この時、全米総人口の72%の人 (約7300万人) が彼らの演奏を見たと言われている。また、ビートルズ出演の時間帯だけ[[マンハッタン]]における少年犯罪発生率が低下したというエピソードが残っている。なお、そのときの演奏は2枚組アルバム『[[ザ・ビートルズ・アンソロジー1]]』のDisc 2や「エド・サリヴァン・ショウ」DVDに収録されている。