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'''耐候性鋼'''('''たいこうせいこう''')とは、[[鋼]]表面に保護性錆を形成するように設計された低[[鉄合金]]鋼である。'''耐候鋼'''とも呼ぶ。塗装せずにそのまま使用してもあまり錆びず、またそのさびが比較的緻密で、内部まで腐蝕されないような鋼材である。錆の色は茶褐色でそれなりに美しい。
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'''耐候性鋼'''('''たいこうせいこう''')とは、[[鋼]]表面に保護性錆を形成するように設計された低[[鉄合金]]鋼である。塗装せずにそのまま使用してもあまり錆びず、またそのさびが比較的緻密で、内部まで腐蝕されないような鋼材である。錆の色は茶褐色でそれなりに美しい。
 
 
耐候性鋼は、適切な管理をすれば無[[塗装]]で使用できる。なので、[[メンテナンス]]費や塗装費を低減できる。しかし、[[海水]]は保護性錆層を破壊するCl<sup>-</sup>イオンを含んでいるため、海岸部では耐候性鋼を無塗装で使うことはできない。
 
耐候性鋼は、1910年代欧米で本格的に研究され、[[アメリカ合衆国]]の United States Steel Corporation (USX Corpration) より、COR-TEN(TEN(コルテン鋼)の商品名で初めて販売された。これは銅を2%程度含み、建築物外壁や内陸部の橋梁に用いられるが、米国では鉄道車両にも用いられている。それは主にホッパー車の側面用である。この車両は砂や石炭を運ぶため、こすれて塗料がはがれやすく、保守に手間が掛かるからである。
 
==耐候性鋼の耐食性==