「昭和28年台風第13号」の版間の差分

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台風第13号は、余り衰えないまま北上し、[[9月25日]]15時には[[潮岬]]東方30[[キロメートル]]を通過、この時の中心気圧はなお930ミリバールを示した。台風は17時頃に[[志摩半島]]に上陸、[[伊勢湾]]南部を通って[[愛知県]]に再上陸し、分裂して衰弱しながら本州中部を縦断し、26日朝には[[三陸]]沖に抜け、[[アリューシャン]]北部で[[温帯低気圧]]になった後、[[9月29日]]に[[カムチャツカ]]半島のすぐ南東で消滅した。
 
この台風により、[[三重県]]や愛知県の沿岸では[[高潮]]が発生、また暴風や大雨による災害も大きかった。主な被害は、死者行方不明478人、全壊家屋5,989戸、流失家屋2,615戸などである。和歌山県では、この年の7月の[[紀州大水害]]の復興事業のほとんどが台無しになった
 
[[1952年]]まで、[[第二次世界大戦]]敗戦により[[日本]]はアメリカの占領下にあり、台風観測もアメリカ軍と共同で実施していたので、個々の台風にはアメリカ女性の名前が付けられ、国内でもそれが通用していた。1953年から国内向けには日本独自の通し番号が用いられるようになっている。