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|種 = ティーツリー ''M.alternifolia''
|学名 = ''[[:en:Melaleuca alternifolia|Melaleuca alternifolia]]'' (Maiden & Betche) Cheel
 
}}
 
'''ティーツリー'''({{lang-en-short|Tea Tree, Ti tree, Melaleuca}}、学名:''[[:en:Melaleuca alternifolia|Melaleuca alternifolia]]'')は、[[フトモモ科]][[メラルーカ属]]の[[常緑植物]]。'''ティートゥリー'''、'''ティートリー'''ともいう。
 
== 分布 ==
 
[[オーストラリア]]東海岸の亜熱帯地域
 
== 特徴 ==
日光のよく当たる場所に生育し、8メートルほどまで成長する。花期は春で、5cmほどの筒状の白色の花が密集して咲く。
 
== 利用 ==
先住民族の[[アボリジニ]]の間では何千年もの間、この葉を砕いてケガや皮膚の治療などに使われてきた。1920~19301920〜1930年代には各国で研究が行われたが、合成薬品が登場してから注目を奪われた。その後、[[伝統医学]]への関心の高まりと、副作用が少ないという特徴から近代的な医療からも注目が再燃した。
 
[[アロマテラピー]]では[[殺菌]]や[[精神安定]]作用があるとされ、[[花粉症]]に利く香りとして注目を集めている。鼻炎がひどくて眠れないときは、寝室にアロマポットでティーツリーを焚く。すぐには効果が現れにくいが、およそ3日目には症状が和らぐとされている。ただし人によって症状も効果も異なるということは認識しておく必要がある。
 
この木から取れるオイルは、0.5%から1%未満の濃度に希釈した場合でも、幅広い種類の[[細菌]]や[[真菌]]に対して強い殺菌力がみられ、[[タンパク質]]に直接はたらくため[[耐性菌]]も発生しにくい<ref>甲田雅一・本間 請子ら 「ティートリーの抗菌作用」 『日本アロマセラピー学会誌』 Vol.4, No.1 (2005) pp.22~2722-27</ref>。
 
アロマテラピーとしてエッセンシャルオイルを用いたり、石鹸や洗浄剤へ配合し幅広く使われている。[[フケ]]を防止するためのティーツリーが配合されたシャンプーがある。[[歯周病]]、[[消毒]]、傷、[[火傷]]、[[カンジダ]]、[[白癬]]など菌が原因とされる疾患の殺菌を目的として全身に広く用いられる。有用な[[常在菌]]は殺菌されないため、安全だとされる。防臭効果もある。火傷や[[関節痛]]の痛みを軽減する。[[咳]]や[[風邪]]の場合に2滴ほど紅茶などに垂らし飲用して利用される<ref name="med">今西二郎「[http://www.jstage.jst.go.jp/article/jcam/1/1/1_53/_article/-char/ja メディカル・アロマセラピー]」『日本補完代替医療学会誌』Vol.1 No. 1(2004年)、pp.53-61</ref>。液状ではなく香りの状態で、[[院内感染]]の原因である[[メチシリン耐性黄色ブドウ球菌]]を殺菌する<ref name="med" />。
 
[[口腔]]内のすぐれた殺菌作用や[[口臭]]予防作用があり、[[入れ歯]]の殺菌剤としても有効であった<ref>千葉栄一・新谷明喜 『オーラルケアのためのアロマサイエンス』 ISBN 9784894791237</ref>。ヒトから採取した[[歯垢]]にティーツリーを混ぜ、ティーツリーを除いてから培養し10種の菌を観察した結果、ティーツリー1%濃度の液では99.9%が殺菌され、原液では全く菌の発育が観察されなかった<ref>中澤太・中條和子・星野悦郎 「ヒト歯垢における Tea Tree Oil の殺菌作用」''Journal of oral biosciences'' Vol.46, No.5 (20040901) p.486</ref>。口腔細菌の発育を抑制し、歯垢形成を抑制する<ref>加藤哲男・高橋尚子ら 「口腔保健への天然物利用」 『日本歯科医学会誌』 No.25 (20060331) pp.82-86</ref>。ティーツリーを配合した歯磨き剤や洗口剤がある。
 
[[水虫]][[鶏眼|魚の目]]、[[胼胝|タコ]]などの足の症状60例に対し、38例が顕著な効果、20例に良好な効果があった<ref>M Walker, Clinical investigation of Australian Melaleuca alternifolia oil for a variety of common foot , ''Current podiatry'' (april 1972)</ref>。[[にきび]]口腔のカンジダ、皮膚のカンジダ、皮膚炎・湿疹、[[ヘルペス]]、爪・股・足の白癬に用いられ、被験者50名のうち1名を除き、症状の完治か顕著な効果があった<ref>A SHEMESH, WL MAYO. Tea tree oil--natural antiseptic and fungicide
- ''International Journal of Alternative and Complementary'' (dec 1991) , p12</ref>。また、医薬品よりも副作用も少なかった。
 
膣の感染症に有効であった<ref>Blackwell "Tea tree oil and anaerobic (bacterial) vaginosis."
[[ランセット|Lancet]]. 1991 Feb 2;337(8736):300. PMID 1671134</ref>。
 
== 脚注 ==
{{reflist}}
 
== 参考文献 ==
* スーザン・ドゥルーリー『Tea Tree Oil―女性を輝かせる伝説の精油』 バーグ文子訳、BABジャパン出版局、2006年。ISBN 978-4862201614
* ジュリア・ローレス 『ティートリー油 精油の科学と使用法シリーズ (3)』川口 健夫、川口 香世子、フレグランスジャーナル社、1998年。ISBN 978-4938344931
* Native Plants : The Definitive guide to Australian Plants, Global Book Publishing, Chryl Campbell他, 2004年, ISBN 978-1740480277
 
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{{DEFAULTSORT:ていいつ}}
 
[[Category:木]]
[[Category:フトモモ科]]
 
[[Category:オーストラリアの植物相]]
 
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