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[[ファイル:VIA EPIA PD-10000.jpg|thumb|250px|C3プロセッサ搭載のVIA製Mini-ITXマザーボード (EPIA PD-10000)]]
'''Mini-ITX'''(ミニ・アイティーエックス)は、[[台湾]]の[[VIA Technologies]]社が開発した[[マザーボード]]の[[フォームファクタ]](規格)。[[MicroATX]]やFlexATXといった小型[[ATX]]規格よりも顕著に小さく、わずか17センチメートル四方である。さらに小さな[[Nano-ITX]](ナノ・アイティーエックス、大きさ12cm四方)や、[[Pico-ITX]](ピコ・アイティーエックス、10cm×7.2cm)がある。
 
Mini-ITXのマザーボードは[[組み込みシステム]]で用いられることを前提に設計され、製品としてはVIA製の[[VIA Eden|Eden]]、EPIA([[VIA C3|C3]])シリーズなどが大多数を占めているが、[[インテル]]や[[アドバンスト・マイクロ・デバイセズ|AMD]]のCPU向けの製品も少数ながら作られている。[[2008年]]6月に[[Intel Atom]]搭載のMini-ITXマザーボードをインテルが発売して以降、各社が続々と同様のマザーボードを販売しており、着目されている。
 
[[自作パソコン]]としては、[[チップセット]]にグラフィック機能を統合しており、[[省スペースパソコン]]や[[ホームシアター]]パソコン(HTPC)としての使用に適している。

VIA製のものは自社CPU直付けであり、[[熱設計電力]] (TDP) が小さい部品を実装し、[[CPUの冷却装置]]としての強力な冷却ファンを必要としない。デメリットとしては、拡張スロットはそのサイズゆえ1~2基と少なく、モバイルPC用パーツを利用する事も多いため、通常のデスクトップ用マザーボードより高コストとなる。VIA製のCPUは[[インテル]]や[[アドバンスト・マイクロ・デバイセズ|AMD]]のCPUほど高速ではない。しかし、割り切ってみればインターネットやメール、ビジネス用途であれば十分な性能である。
 
他社製のものはCPUを交換できるものが多いが、対応CPUや、CPUクーラーの高さ、熱容量(TDP)にはマザーボードおよびケース側の制限があるので、ATXやmicroATXなどに比べて、より注意を要する。
 
[[ファイル:VIA Mainboards Form Factor Comparison.jpg|thumb|center|500px|ITX系マザーボードの寸法]]