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シャルル (会話 | 投稿記録)
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'''真実'''(しんじつ)とは、本当のこと。偽りでないこと。歪曲や隠蔽や錯誤をすべて排したときに明らかにされる事をいう。
語の漢字は、事柄の中身を開いて見たときに、実(じつ)として充満しているもの、ということ。
このため、具体的には、「外見=人間の見方に依らない、事実そのものの中身」と「外見=客観という他人の視線に依らない、本人の心の中身」という二つの用法がある。
 
== 概論 ==
以上の用法の違いは、分野の違いによって現れることが多い。
 
科学関係の真実とは、ほとんど客観性のことである。客観的現象によってて物自体を試されることが多い。
 
文学関係の真実では、客観的視点と本人の心との葛藤が多い。
 
社会関係で真実とは、そのときどき、とくに立場で用法自体が異なることも多い。
 
哲学関係では、真実は重要な考察の対象となっている。
 
より詳しくは、
 
「'''真実'''は複数あるが、[[事実]]は1つしかない」のように良く言われる。多くの場合、真実は事実に対する人の評価([[真偽]])を伴う。そのためしばしば、「信念」や「信義」と連関する事がある。その意味で、真実は[[イマヌエル・カント|カント]]の言う[[権利問題]]である。真実および事実は認定が必要である。[[裁判所]]における「事実認定」には、カントの言う[[事実問題]]における認識のほか、同じく権利問題における認定を伴う。