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Chokorin (会話 | 投稿記録)
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[[ファイル:Gendo-Hogen Raiju.jpg|right|thumb|220px|『玄同放言』に描かれた雷獣]]
[[ファイル:Koke Raijuu.jpg|right|thumb|160px|[[伴蒿蹊]]『閑田次筆』に描かれた雷獣]]
[[曲亭馬琴]]の著書『[[玄同]]』では、形は[[オオカミ]]のようで前脚が2本、後脚が4本あるとされ、尻尾が二股に分かれた姿で描かれている<ref name="murakami" />(画像参照)。
 
[[天保]]時代の地誌『駿国雑誌』によれば、[[駿河国]][[益津郡|益頭郡]]花沢村高草山(現・[[静岡県]][[藤枝市]])に住んでいた雷獣は、全長2尺(約60センチメートル)あまりで、[[イタチ]]に類するものとされ、[[ネコ]]のようでもあったという。全身に薄赤く黒味がかった体毛が乱生し、髪は薄黒に栗色の毛が交じり、真黒の班があって長く、眼は円形で、耳は小さく[[ネズミ]]に似ており、指は前足に4本、後足に1本ずつあって水かきもあり、爪は鋭く内側に曲がり、尾はかなり長かったという。激しい雷雨の日に雲に乗って空を飛び、誤って墜落するときは激しい勢いで木を裂き、人を害したという<ref name="ehon">{{Cite book|和書|author=[[多田克己]]編|title=竹原春泉 絵本百物語 -桃山人夜話-|year=1997|publisher=[[国書刊行会]]|isbn=978-4-336-03948-4|pages=160-161頁}}</ref>。