「プロピュライア」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Kinno Angel (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
Melan (会話 | 投稿記録)
13行目:
アクロポリスに入るためにはプロピュライアで制御された。防御構造として建設されてはいないが、儀式上清浄ではない人々が聖域に近付くことを否定することが重要だった。さらに、逃亡奴隷やその他の異端者は、神の保護があると主張できない聖域に入ることを認められなかった。国の財宝もアクロポリスに保管されており、その安全保障を重要にしていた。
 
門壁と建物の東側内部は西側よりも5段高い位置にあり、中央建物の屋根が同じ高さまで上がっていた。中央建物東部の天井は古代では有名であり、ポウサニアス(建物完成後約600年)によって、「...今日まで他の追随を許さない」と言われてきた。それは天井[[格間]]の形に彫り込まれ、青で塗装され金の星を付けられた大理石ブロックでできている。
 
中央建物左右の翼は中央建物西側と同じ面に建っているが、平面だけでなくその規模もかなり小さい。中央建物と同様、翼もドーリア式柱列とドーリア式[[エンタブラチュア]](水兵部位)を使っている。しかし、中央建物は西のドーリア式柱列と門壁の間の中央通路の両側に[[イオニア式]]柱列も使っている。このためにこの建物はドーリア式とイオニア式の柱列を同時に見られるものとして我々の知る最初のものとなっている。また単純な矩形や円形のものよりも複雑なものとして古代で最初の記念碑的建築物になってもいる。