「歌声喫茶」の版間の差分
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リーダーの音頭のもと、店内の客が一緒に歌を歌うことを主目的としている。伴奏は[[ピアノ]]や[[アコーディオン]]のほか、大きな店では生[[バンド_(音楽)|バンド]]も入っていた。歌われる歌は[[ロシア民謡]]、[[唱歌]]、[[童謡]]、[[労働歌]]、[[反戦歌]]、[[歌謡曲]]など。店が独自に編纂した歌集を見ながら歌うこともできる。
歌声喫茶は[[うたごえ運動]]という政治運動において大きな役割を果たしたが、それだけでなく、[[集団就職]]で地方から単身上京してきた青年たちの寂しさを紛らす心のよりどころでもあった。
さらに、[[1970年代]]後半の[[カラオケ#カラオケ文化|カラオケスナック]]、[[1980年代]]の[[カラオケボックス]]の出現と、「人前で歌を歌える施設」への需要は、完全にそちらに移行した。歌声喫茶は一般の喫茶店やカラオケボックスとは異なり、客全員が合唱する形態のため、飲食物の注文が少なく客単価が低いという根源的な問題があったからである。
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