「日本航空シェレメーチエヴォ墜落事故」の版間の差分

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:55秒:※「おや?」又は「SPOILER」 @ 350 [[Wikipedia:ウィキプロジェクト 航空/物理単位|ft]]
:60秒:「何だそれは」「すみません」「LEFT CLEAR」 @ 300 ft
:65秒:「エンジン、エンジン、#2、#2エンジン!」 「ドンドン」という[[バックファイア]]と思われる音 @ 100 ft
:70秒:(衝突音)
 
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また残骸調査の結果、冬期にも関わらずエンジンの防氷装置を作動させていなかったため、[[インテーク|空気取入口]]に着氷して出力低下していた可能性も指摘された。
 
これらを基に、離陸前の誘導路走行中に副操縦士が「うまく入らない」と言いながら弄っていたグラウンド[[スポイラー]](の操作)レバーを戻し忘れ、着陸後に地上でのみ使用すべきグラウンドスポイラーが展開した状態で強引に離陸しようとしたため、過負荷により滑走中の加速不良と異常振動を招来し、加えて離陸後の不適切な機首上げ操作によって迎角過剰になり、着氷して出力低下していたエンジンへの空気流量が更に減じたか、翼前縁に固着していた氷塊が吸い込まれるかして、コンプレッサーストールを起こしたエンジンが異常燃焼から[[バックファイヤ]]を噴いて推力が著しく失われ、主翼の失速に至ったとするシーケンスが有力視されたが、断定には到っていない。
 
[[降着装置]]を上下する(ランディング)ギアレバーと、グラウンドスポイラーレバーを取り違えたという仮説が民間から立ち上がったが、DC-8 では[[人間工学]]上の配慮から両者が全く離れた場所に置かれており、この説は現実的ではないと否定された。但し、操縦士が自らの意志で規定外の操作を行った場合は、この限りではない。