「消火器」の版間の差分

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惑星 (会話 | 投稿記録)
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=== ガス加圧式 ===
手さげ式は、現在国内では粉末消火器のみに用いられる。普段内部は加圧されておらず、内部に加圧用のガスが封入された容器がある。使用時にレバーを操作するとカッターにより内容器の封板が破れガスが噴出、容器に充てんされた薬剤が攪拌された後放射される。手さげ式粉末消火器にはレバーにバルブ機構を備え手を離すと噴出が止まる「開閉バルブ式」、一旦レバーを握ると全量が放出される「開放式」の2種類がある。外観から使用済みかどうか判断するのが困難なため、薬剤量が3.5Kg以上の粉末消火器には作動によって識別できる、使用済み表示装置の装着が義務付けられている。また外容器が腐食していると急激な加圧に耐えられず破裂するおそれがあるので、使用を避けるべきである。co2加圧式と窒素ガス加圧式の2種類があるが、現在は[[窒素]]ガス加圧式を製造するメーカーが増加している。蓄圧式の4倍の力でレバーを握らなければ作動しない。
====ストップ機能====
 
=== 反応式 ===
薬剤の化学反応を利用して放射する。現在国内では化学泡消火器のみ。かつては酸アルカリ消火器、強化液消火器などがこの方式を用いていた。
 
===ストップ機能===
安価な加圧式粉末消火器の多くは、噴射を開始すると中身が空になるまで止めることができない。このため、誤放射時の被害が大きくなったり、火災時に適切に燃焼部分に掛けられないまま噴射が終わって再燃したりするという問題がある。通常の蓄圧式の製品と、一部の加圧式の製品にはストップ機能が備わっており、レバーを握るのをやめると放射が停止する。
 
ただし、ストップ機能は使いかけの消火器を長期保存するためのものではなく、火災時に最適な消火行動が行えるようにするためのものであり、噴射力の維持には期待しない方がよい。特に粉末式消火器の場合、一度噴射をするとストップ機能により停止をしても停止弁に薬剤が噛んでしまうため、完全に密封ができず、長時間経つと内部のガスがなくなってしまう。強化液消火器の場合も、あまり確実に長期間の保存はできないとされている。二酸化炭素消火器の場合は、構造上噴射を停止すれば特に弁に異物が挟まらずに元通りに密閉できるはずであるが、メーカーのカタログでは強化液消火器と同様にストップ機能使用後にはガスが漏れる可能性があるとしている。いずれにせよ、粉末・強化液消火器は少量しか使用しなかった場合でも詰め替え・買い替えをするのが望ましい(特に加圧式のものは圧力計がないので、そのまま保管しても内圧が十分か分からず危険である)。
 
 
=== 反応式 ===
薬剤の化学反応を利用して放射する。現在国内では化学泡消火器のみ。かつては酸アルカリ消火器、強化液消火器などがこの方式を用いていた。
 
== 形態による分類 ==