「クイーン・エリザベス級戦艦」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Xqbot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: vi:Queen Elizabeth (lớp thiết giáp hạm)
42行目:
 
== 経緯 ==
[[File:Queen Elizabeth class diagrams Brasseys 1923.jpg|thumb|left|200px|本級の武装・装甲配置を示した図。]]
[[超弩級戦艦]]「[[オライオン級戦艦|オライオン級]]」でドイツ海軍に差をつけたイギリス海軍が次なる布石として、既存の超弩級戦艦を火力で上回る強力な戦艦を配備することによって[[ドイツ海軍]]への圧倒的優位を確立することを主眼において設計された。本級が建造されたときには、日米の戦艦の主砲で14インチ(35.6cm)砲を採用しており、ドイツも[[マッケンゼン級戦艦|マッケンゼン級]]で口径35cmを計画していることから、それらを凌駕するものとして「15インチ(38.1cm)Mark.1」が選択された。当然、設計段階では未曾有の巨砲であり、設計時には現物などなかった。しかし大砲が完成してから船体を設計する既存の方法を踏襲すれば戦争に間に合わない。そこに、当時の海軍大臣[[ウィンストン・チャーチル]]の強力なる後押しにより、主砲が未成状態で砲塔や船体の設計を始めるという弩級戦艦時代以後では前例のない方法で建造が進められ、搭載されることになったのである。