「伊賀氏理」の版間の差分

文化14年（1817年）8月16日、宿毛領主[[山内氏固]]の長男として宿毛に生まれる。[[安政]]3年（[[1856年]]）、父氏固の隠居により家督相続。

[[文久]]元年（[[1861年]]）、側役に[[岩村通俊]]を登用。文久2年（[[1862年]]）、[[竹内綱]]を目付に登用し、地震被害の復旧や海防強化の費用負担で窮乏した財政再建を行わせた。文久4年（[[1864年]]）、藩主[[山内豊範]]より奉行職を仰せつかる。慶応3年（[[1867年]]）、郷校日新館を設置する。明治元年（[[1868年]]）、嫡男氏成（陽太郎）が宿毛の兵を率いて[[戊辰戦争]]に出陣させる。

明治2年（[[1869年]]）、知行を返上しにともなって高知に移住。山内をして伊賀姓に改姓すめる。これにより、初代[[山内可氏]]以来、269年に及ぶ山内（安東）家の宿毛統治が終焉した。明治4年（[[1871年]]）東京に移住。明治22年（[[1889年]]）5月27日死去。享年72。

== 備考 ==
*明治33年（[[1900年]]）、養孫[[伊賀氏広]]が、陽太郎の戊辰戦争の功により[[男爵]]に叙され[[華族]]となった。