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193韻のままのものは殆ど南唐まで出回らなかったことと、裝訂の特異による書籍指定。
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『'''切韻'''』(せついん)とは、[[隋]][[楊堅|文帝]][[仁寿]]元年([[601年]])の序がある、[[陸法言]]によって作られた[[韻書]]。[[唐代]]、[[科挙]]の作詩のために広く読まれた。最初は193韻の韻目が立てられていた。
 
[[清朝考証学]]において隋唐の[[中古音]]を復元するための最も基本的な資料となり、中古音は切韻音系と呼ばれる。ただし、原書は早くに亡佚していて、実際の復元作業は、宋代に『[[唐韻]]』を増補修訂した『[[広韻]]』によってなされた。20世紀初頭、[[敦煌市|敦煌]]から唐代の文献が大量に出土し、そのなかに[[唐代]]の『切韻』原本の残巻および増訂本が発見された。また[[北京市|北京]]の[[故宮]]から「刊謬補欠切韻」と題される龍鱗裝の唐代[[写本]]が発見されている。
 
== 関連項目 ==