松浦一(まつうら はじめ、1881年-1966年)は、英文学者。
東京生まれ。1905年東京帝国大学英文科卒。中央大学教授、大正大学教授、駒沢大学教授を務めた。講師として東大文学部で行った講義は、仏教信仰を基礎とした文学論で知られ、芥川龍之介などがこれを聴講した。
著書
- トルストイの芸術観 弘道館 1911
- 文学の本質 大日本図書 1915
- 生命の文学 東京宝文館 1918
- 文学の神性 日本青年館 1922
- 文学の絶対境 大日本図書 1923
- 文学の白光 大日本図書 1924
- 魂の故郷 イデア書院 1925
- 文芸の彼岸 大東出版社 1927
- 生き行く力としての文学 大東出版社 1932
- 人間の詩 信道会館 1933
- 生きる力 伝通院伝通会館 1936
- 白紙の文学 三省堂 1941
- 文学のいのち アサギ書房 1949
- 生命の直路 学芸書房 1955
- 素月抄 歌集 新樹社 1962
- 文芸の意味・文学の絶対境 ホイットマン文学の自然教 北星堂書店 1962