「風光る (渡辺多恵子の漫画)」の版間の差分

:もう1人の主人公。壬生浪士組副長助勤→新選組一番隊組長。20歳→23歳（現在）。セイの秘密を知る数少ない人物。入隊当初からセイの秘密を知り、彼女の面倒を見ている<!--セイがこの世で信頼している最愛の人-->。池田屋事変以降セイに恋心を寄せ、最近自覚した。セイを上回る甘味好きで、いつも十杯以上おかわりしている。 作者曰く「野暮天王」。隊内でも一、二を争う剣の腕前の持ち主で、町人や敵方にもその名は知られており、「人を斬る時は鬼」と言われている。が、普段はその事実を感じさせないほど明るく天然ボケ(?)。<!--見た目も、普段は恐ろしさを感じさせないので、「沖田総司」と名乗っても局長が現れるまで町人に信じてもらえなかったほどである。-->子供好き。<!--池田屋事変では熱病で昏倒し、セイの看病で救われ、他の隊士をいたわって敵に斬られかけたときにはセイにかばわれるなど、しばしば彼女に救われることもある-->幼い頃は泣き虫だった。願掛けをしているらしく、髪型は総髪。女性絡みで悲愴な過去があり、しばらく立ち直れなかったらしい。そのため、生涯不犯の誓いを立てている。

:壬生浪士組副長助勤→新選組三番隊組長。23歳。だがそれは仮の姿であり実、正体は会津容保直々に派遣された隠密の監察官である。'''祐馬'''に似ているため、セイから兄上と慕われている。祐馬と同門で友人。セイに恋心を抱いているが、彼女を男と思い込んでいるため踏み出せずにいた。常に無表情で真面目、で冷静沈着だがな反面、セイの白い手足などを見ると動揺し、頭から水をかぶる（通称・斉斎藤一式修行法）。最近、彼女の正体に気付き除隊させて嫁がせようと決意するも、彼女の総司への命懸けの想いを図らずも見せつけられる次第となり、様子を見守る。総司とは、からかわれたり恋敵でありながらも何だかんだで仲が良い。

:壬生浪士組副長→新選組副長。32歳。[[多摩]]の豪農の生まれ。[[オカマ]]とナメクジ<!--←男性器の喩え?-->が大嫌いで、伊東の事を毛嫌いしている。近藤の女房役。最近総司が[[男色|衆道]]に目覚めたと勘違いしている。セイを始めとした隊士達からは鬼副長と呼ばれている。かなり女馴れしている。総司の（生涯）大好きランキングNo.2。<!--声変わりが遅く、見た目も可愛らしかったため女顔でよくからかわ揶揄されていたという過去があるためか、-->たまにセイに同情している。最近、近藤に言われてセイを小姓につけた。

:'''島原'''の遊郭「花家」の天神。もとは[[祇園]]の[[芸妓]]で、当時の源氏名はさと乃。祐馬や山南とは恋仲だった。セイの秘密を知る数少ない人物。「清三郎の恋人」という役目を演じる。現在、山南によって身請けされ、表向きにはセイに囲われている。正坊と共に、屯所の近くに住み、セイに協力している。セイと総司の恋を応援している。

:禁裏守衛総督兼摂海防禦指揮（きんりしゅえいそうとく兼せっかいぼうぎょしき）。後に徳川幕府最後の将軍となる人物である。現将軍・家茂とは対極的であり、仲はあまり良くないように見えたが、お互いに和解した。よく「浮之助」という偽名を使って遊里などで遊んでおり、その際に総司・セイと出会った。

:会津肥後守の御抱刀工。名工として、朝廷から「和泉守」の称号を授かったが、その称号の重さを思うあまりに刀を鍛てずにいた。土方と出会い、その刀に対する熱意で心が再燃し、土方が終世佩用することとなる「兼定」を鍛ち、送った。その後、セイに合う刀身の拵も鍛った。歳三より2歳下で、見た目は実年齢より若い。おっとりとしており、恥ずかしがりやで、初対面から土方に好意を抱いている。彼と土方の一件で、隊内で衆道が流行した。

:試衛館時代、近藤勇の妻・（ツネ）の実家からの侍女として道場で家事をしていた女性。総司の女嫌いを作った原因の人物。総司<!--当時は宗二郎-->に恋をし求婚するも、それを断られて懐剣で首を切自殺未遂する。その後商家に嫁ぐも、総司を忘れられずにいた。夫との間に子供が出来ずにおり、総司とへのわだかまり想いを解かねばならないと吹っ切るため再び総司彼の前に現れる。総司に悩みを打ち明けた後、元気な女の子を生んだ。

:西洋伝方写真処主人。人々の[[写真|ポトガラヒー（写真のこと）]]を撮る職業をしている人。ひょんなことからセイ・総司と知り合い、二人のポトガラ（ツーショット）を撮った。<!--この際、セイは女子姿である。（この後、隊の皆に知られないように山南の墓に埋めたが、すぐ土方に見つかってしまい、その後様々なことが重なってポトガラは割れてしまった）-->