「アメリカ合衆国大統領就任式」の版間の差分

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== 就任宣誓 ==
[[アメリカ合衆国憲法]][[アメリカ合衆国憲法修正第20条|修正第20条]]により、[[アメリカ合衆国大統領選挙|大統領選挙]]一般投票翌年の1月20日正午([[東部標準時|アメリカ東部標準時]])より新大統領の任期は開始されるが、憲法第2条第1節により、アメリカ合衆国大統領はその職務を執行する前に{{cquote|私は合衆国大統領の職務を忠実に遂行し、全力を尽して合衆国憲法を維持、保護、擁護することを厳粛に誓う(もしくは確約する)。}}との宣誓(swearoath)(または確約(affirmaffirmation))をする義務がある。明文上の規定はないが、宣誓の場合は最後に「So help me God.」(神よ照覧あれ)と付け加えるのが慣例。大統領就任式は新大統領の就任を国内外に宣明する式典であるとともに、式典のハイライトである就任宣誓は法的手続きでもある。宣誓は首都[[ワシントンD.C.]]の[[アメリカ合衆国議会議事堂]]前で、新大統領の任期開始時刻と合わせて行われる。就任式当日は祝日となる。
 
== 式典の歴史 ==
初代大統領の[[ジョージ・ワシントン]]の就任式は[[1789年]]4月30日に[[ニューヨーク]]で初めて行われた。その後は大統領選の4ヵ月後の3月に設定されていた。1901年から現在の議会議事堂前で行われる。
 
[[1963年]]の[[ケネディ大統領暗殺事件]]直後では、当時[[アメリカ合衆国副大統領|副大統領]]だった[[リンドン・ジョンソン]]が[[ダラス]]からワシントンへ戻る副大統領専用機の機内でただちに非公開で行われた。
 
就任式は開催1ヶ月前から設営されており、直前になると警備がさらに強化される。また、世界中からメディア・記者が取材するため、全米テレビネットワークでは就任式の模様も同時放送されている。
 
ただし大統領の死亡や辞任によって副大統領が昇格する場合は大掛かりな式典は行われない。[[1963年]]の[[ケネディ大統領暗殺事件]]直後では、当時[[アメリカ合衆国副大統領|副大統領]]だった[[リンドン・ジョンソン]]が[[ダラス]]からワシントンへ戻る副大統領専用機の機内で宣誓がただちに非公開で行われた。[[リチャード・ニクソン]]の大統領辞任に伴う[[ジェラルド・フォード]]の昇格の際は、宣誓と就任演説がホワイトハウス内の広間 [[:en:East Room (White House)|East Room]] で行われた。
 
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