「普化宗」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
伯楽 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
伯楽 (会話 | 投稿記録)
加筆
8行目:
'''普化宗'''を公称し、一つの宗派として活動するのは、近世に入ってからである。
 
[[江戸時代]]には虚無僧の集団が形成された特殊な宗派で、教義や信仰上の内実はほとんどなく、[[尺八]]を法器と称して禅の修行や[[托鉢]]のために吹奏した。{{和暦|1614}}に[[江戸幕府]]より与えられたとされる「[[慶長之掟書]]」により虚無僧の入宗の資格や服装も決められるなど組織化され、諸国通行の自由など種々の特権を持っていたため隠密の役も務めたと言われる。
 
[[江戸幕府]]との繋がりや身分制度のが強かったため、[[明治]]になって政府により[[1871年]]に解体され、宗派としては失われている。しかし[[尺八]]や虚鐸の師匠としてその質を伝える流れが現在にも伝わっており、[[尺八]]楽の歴史上重要な存在である。
 
 
25行目:
== 参考文献 ==
*山下彌十郎著『虚無僧-普化宗鈴法寺の研究-』多摩郷土研究の会、{{和暦|1972}}
*武田鏡村著『虚無僧-聖と俗の異形者たち-』三一書房、1997年12月
 
{{DEFAULTSORT:ふけしゆう}}