「ジャージー種」の版間の差分

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乳質は濃厚で、乳脂率5%、無脂固形分率9%を超える。乳は脂肪球が大きく、[[バター]]を作りやすい。また、[[カロチン]]を豊富に含む為、黄色が濃い。乳量は少なめで、年間3,500kg程。最高日量はあまり多くないが、持続性が高い。
 
[[イギリス]]領[[海峡諸島]]の[[ジャージー|ジャージー島]]原産で、在来の[[ブルトン]]と[[ノルマン]]との交雑に発するが、過去600年程純粋に保たれているといわれ、斉一性が高いことで知られる。
 
== 身体・特徴 ==
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=== 日本国内での考察 ===
[[Image:Jersey cow.png|thumb|250px|ジャージー種(メス)]]
日本では[[1874年]](([[明治]]7年)に[[アメリカ合衆国|アメリカ]]から輸入され、国内では[[群馬県]]において小規模に飼育される程度であまり増えなかったが、専業搾乳業者が飲用乳の乳脂率を調整するために少数飼育していた。
 
[[1954年]](昭和29年)には食糧自給のための畜産振興を企図した[[酪農振興法]]の制定により、原料乳生産地帯に本種が奨励され、[[オーストラリア]]、ニュージーランド、アメリカから[[1960年]](昭和35年)頃までに12,400頭が輸入され、[[長野県]]、[[山梨県]]の[[八ヶ岳]]山麓地域や[[鹿児島県]]の[[霧島高原]]など集約農業地域の希望者に配布されたが、輸入先により差違があったと伝えられている。
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ホルスタインより濃厚な牛乳が取れるため、小規模な牧場で、高脂肪、高品質を特色とした製品作りに使用されている例が多い。
 
中心的な産地は、[[岡山県]][[真庭市]]([[蒜山高原]]など。県内で約3600頭、全国の1/3。)1/3)、[[熊本県]][[阿蘇郡]]小国郷([[小国町 (熊本県)|小国町]]・[[南小国町]])など。[[北海道]]には約800頭がいるが、道内各地に分散している。他には、[[香川県]][[さぬき市]]、[[秋田県]][[にかほ市]](旧:[[仁賀保町]])などに比較的集中している。
 
== 関連項目 ==
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* [[萩原乳業]] - [[鰺ヶ沢町]]産ジャージー乳の商品製造
 
[[categoryCategory:牛|しやししゆ]]
 
[[de:Jersey-Rind]]