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[[ファイル:Golden Temple 1194.jpg|280px|right|thumb|ハリマンディル・サーヒブ(黄金寺院)]]
'''ハリマンディル・サーヒブ'''({{lang-pa|ਹਰਿਮੰਦਰ ਸਾਹਿਬ}}、{{lang-en|Harmandir Sahib}} または {{lang|en|Golden Temple}})は、[[シク教]]の[[総本山]]にあたるグルドワーラー(シク教の[[寺院]])の名称である。[[インド]]・[[パンジャーブ州_(インド)|パンジャーブ州]]の[[アムリトサル]]に位置する。[[日本]]では '''黄金寺院''' と呼ばれることが多い(ただしインド圏には他宗教の「黄金寺院」もいくつか存在する)。シク教徒にとっては最高のも尊い[[巡礼]]地である。
 
[[1574年]]、シク教4代グル(指導者)の[[グル・ラーム・ダース]]のときに建築が開始された。完成したのは[[1604年]]で、そのときにはグルは次の代、5代目の[[グル・アルジュン・デーヴ]]になっていた。現在は11代グルに代わる「永遠のグル」として[[聖典]]『[[グル・グラント・サーヒブ]]』が納められている。
 
ハリマンディル・サーヒブは、周囲を人工の[[池]]で囲まれているのが特徴である。この池の水は[[聖水]]として丁重に扱われる。さらに池の四方は純白の建築で囲まれており、そのなかには[[時計塔]]、[[博物館]]、休憩所、[[宿坊]]、無料の[[食事]](ランガル。[[カースト]]制を否定する意味で並ん席を並べて食べる、一種の宗教食)が振舞われる[[食堂]]などもある。これらの建築は[[北インド]]系の[[ヒンドゥー]]様式と[[イスラーム建築]]を融合・昇華させたものとなっており、[[ヒンドゥー教]]・[[イスラーム教]]双方から影響を受けたシク教成立の経緯を示すようで興味深い。
 
また、ここにはシク教の最高機関である「シク議会」(シク教寺院運営委員会 [[:en:Shiromani Gurdwara Prabandhak Committee]]、SGPC)が置かれている。
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*[[パンジャーブ州_(インド)]]
*[[アムリトサル]]
*[[ダンブッラの黄金寺院]] - [[スリランカ]]の[[世界遺産]]。インド圏における他の「黄金寺院」の例
 
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