「エアマスター」の版間の差分

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無頼王 (会話 | 投稿記録)
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== 登場人物 ==
=== 主人公 ===
; 相川 摩季(あいかわ まき)
: [[声優|声]] - [[朴ロ美|朴璐美]]
: 主人公。身長184cm。B88・W60・H87。16歳。「エアマスター」と呼ばれるストリートファイターで、戸的高校に通う女子高生。短い髪とピアスがトレードマーク。プロの格闘家・佐伯四郎を父親に、元体操選手・相川智を母親に持つ。幼少の頃から、母から体操の指導を受けており、「体操の女王」呼ばれる程、体操選手として将来が期待されていたが、体操選手としては高すぎる身長のせいで着地を失敗することが多くなり、また、母を亡くしたことで引退する。傷心の中、[[ストリートファイト]]の現場に出くわし、ストリートファイトに体操をしている時と似た高揚を感じ、以後、多くのファイター達と戦いを繰り広げていく。頭はあまり良くなく、料理は絶望的に下手。また、『[[ガラスの仮面]]』を愛読している。内気な性格で、幼い頃から友人がいなかった。そのためやっとできた友人である美奈達のことは大切に思っている。美奈や時田、坂本らに好意を寄せられているが、本人は色恋沙汰には疎いようである。「戦い」に関しては人一倍の興味と好奇心を持っているが、戦いにのみ没頭していく、もう一人の自分とも言うべき「エアマスター」の存在に、戸惑いを感じている。
: バトルロイヤルでは皆口、坂本・時田を倒した後、十五漢渺茫と対戦。先の3人との戦いで急成長し、十五漢渺茫とも互角に戦うが、急成長した力に体がついていけず敗北、意識はあるが体が動かなくなる。そして深道クエストで死闘を繰り広げ、ついには壮絶に散った深道を見て、暴走した渺茫と闘い「エアマスター」ごと消えようと決意する。屋敷の勁と過去のライバル達の思念により再び立ち上がるが、完調とはいえずに暴走した渺茫にあっさり吹き飛ばされる。しかし深道の'''言葉'''の力と過去のライバル達の思いにより'''これ以上は無いエアマスター'''として復活、暴走した渺茫を下す。その後、過去の渺茫達の思念体と精神世界において雌雄を決することになる。
: 「エアマスター」の通称通り、両親譲りの運動神経と体操の経験を基盤に、高い跳躍力、身のこなし、強力な足技による空中殺法を操る。相手の攻撃に合わせて後ろに跳ぶ、空中で旋回するなどによって、その衝撃を吸収してしまうのが得意。また、技術の吸収にも長けており、かつての対戦相手の技を繰り出すこともある<!--物語中盤から後半において-->空気の流れを感じ取れるようになり、目に頼らずとも相手の動きに対応できるようになった。空中で相手の体を押さえて頭から叩きつけるエアスピンドライバーと、両足で相手の首を刈り取る'''エア・カット・ターミネーター'''という必殺技を持つ。
 
===友人===
; 中ノ谷 美奈(なかのたに みな)
: 声 - [[ゆかな]]
: 資産家の娘で摩季達とは別の名門高校に通っている。身長165cm。B105・W61・H92。16歳。なおも成長中の[[巨乳]]を持ち、麗一を初めとする多くの男を魅了し、全国の巨乳ファンが同人誌を作る程の存在だが、本人にとってはコンプレックスのようである。成績は良く、日本舞踊なども嗜んでいる令嬢。生まれや育ちを鼻にかけず、摩季達とは良い友人関係を築いている。出会って以来摩季に惹かれており、彼女に対しては友情を超えて愛情を抱いているが大好き。弱気な性格で泣き虫だが、摩季が関わる事柄に対しては凄まじい行動力を見せる。
; 乾 蓮華(いぬい れんげ)
: 声 - [[金田朋子]]
: 摩季と同じ高校に通う女子高生。身長138cm。B62・W50・H60。16歳。年の割にかなり身長が低いが、かなりの大食漢であり、食べ物に対する執着心は強い。霊感が強く、降霊術を使うことができる。いい加減な発言を初め幼い子供じみた言動が多く、その体格と相まって、周りからはよく子供扱いされる。しかし、根は心優しく、人懐っこい性格から、月雄、崎山などの個性的な人物とも親しくなった。仔猫の「ケッサク」とはいつも一緒。冥冥、未刊という名のよく似た妹がいる。連載初期はそうでもなかったが、話が進むにつれて3頭身化していった。
; 滝川 ユウ(たきがわ ユウ)
: 声 - [[鈴木麻里子]]
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: バトルロイヤルでは小西と再戦し勝利するが、左足のアキレス腱を断裂。その後、己の全てを賭けて摩季に挑むが、完敗する。
: インド修行前後で格闘スタイルが大きく異なる。修行前は、はめ込み式の[[三節棍]]を武器に、多角的、変則的な軌道の攻撃を得意としていた。しかし丸腰になると弱く、本人曰く「[[功夫]]は小学生並」。空の手を振り、逆の手で棍を振るうことで相手の虚を突く「無影棍」などの技を持つ。後に棍を封印し、功夫を一から練り直すことを決め、黒正義誠意連合編では素手でも戦えるようになっており、同時に[[酔拳]]の達人となっていた。インドでの過酷な修行を経て、「同撃酔拳」を完成させる。変則的な動きで相手に自分を捉えさせず、相手の全攻撃にカウンターを与えることができる。その強烈な攻撃は小西曰く「一つの巨大なパンチ」であり、「食らえばどんな化け物ですら倒れる」とのこと。
: ちなみにアニメ版では深道バトルロイヤルまで話が進まないため帰ってこない。
 
===血縁===
; 佐伯 四郎(さえき しろう)
: 声 - [[古川登志夫]]
: 「軟派な精密機械」の異名を持つプロの[[総合格闘技|総合格闘家]]で、摩季とみおりの父親。その名の通り卓越した格闘技術を持つ。私生活ではきわめて女性関係にだらしがないようで、<!--おまけ漫画などで詳細に描写されている-->。作中ではジュリエッタのパワーや小西のテクニックの前に完敗しているが、バトルロイヤル中に妻から離婚を言い渡され、束縛がなくなったことで大幅にパワーアップして、シズナマン2(金次郎)を装甲ごと粉砕する。「十五漢渺茫」となった渺茫相手にも善戦し、[[グラウンドポジション#マウントポジション|マウントポジション]]をとるなどプロの意地を見せた。
:ジュリエッタとは飲み友達で、<!--単行本のおまけ漫画にたびたび登場している-->。ジュリエッタが摩季と結婚することは認めているようである様子
:アニメ版の女子プロレス編において、重りを外したサンパギータ・カイを見て[[ドラゴンボール]]の[[|ピッコロ]]を彷彿とさせるセリフを言ったことがある。<!--これは[[ドラゴンボールZ]]でも監督をしていた[[西尾大輔]]によるファンサービスと思われる-->
; 佐伯みおり(さえき みおり)
: 声 - [[広津佑希子]]
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; 坂本 ジュリエッタ(さかもと ジュリエッタ)
: 声 - [[堀内賢雄]]
: 超売れっ子[[ゴーストライター]]で、摩季に偏執的な愛情を注ぐ男。坂本ジュリエッタは[[ペンネーム]]なのか、本名なのかも不明で、謎が多い。年齢は27か28と言われる27~28歳(?)。インパクト溢れる言動と、分かりやすい強さからファンが多い。なぜか[[沢田研二]]の歌をよく口ずさんでいる。両手をズボンのポケットに突っ込んだまま強烈な蹴りを放つという戦い方が多い。<!-- 全くの --> 予備動作なし<!-- の状態 -->から<!-- 間合いをほぼ無視して --> 最大の威力の蹴りを放つということができる。<!--佐伯四郎はその戦い方・性質を「アクセルひと踏み一秒で0kmから500kmまで加速するバケモノマシーン」と表した。ストリートファイト四天王最強の男として登場し、--> 独特の哲学を語りつつ、ただの通行人<!-- ファイターでない人間 -->でも容赦なく蹴り飛ばし、強烈な印象を与えた
:摩季に一目惚れし、自分の理想の女性ジェニー<ref>余談だが、沢田研二の歌「サムライ」の歌詞の中にジェニーという女性の名前が出てくる。「サムライ」は坂本が初登場の時に口ずさんでいた曲でもある。</ref>と摩季を重ね、愛情の全てをぶつけきって敗北。その後<!--本人は気付いていないが-->深道ランキングに参戦し、7位の深道信彦を瞬殺、3位の小西と引き分けるなど、そのデタラメな強さを発揮する。<!-- しかし摩季には逃げられ続け、レイプまがいの性交渉も一世一代の大告白半ば強姦(?)するも失敗を重ねる。だが最終的には、念願かなって摩季と両想いとなった。-->
:内海美加・野々楽子・石毛まさみという三人の女性と半同棲していて、彼女達は自分の事をジュリエッタの恋人と自称しているが、ジュリエッタ自身はかなり冷淡に彼女達を扱っている。
:実は高度な「気」の使い手であることが屋敷戦において判明した。<!-- その際、彼は無意識に気を錬成しており、その圧縮率は自由自在に浸透勁を繰り出す屋敷の比ではないということが明らかになったことでその出鱈目な強さの原因が解明された--> 攻撃使用は言うに及ばず、<!-- の際のみならず痛みを消すほか、あまつさえ --> 両足のアキレス腱が切れた状態で立ちあがり、<!--- ったり、威力の衰えない --><!-- キックを繰り出したりするほどである。-->通常戦闘を可能にする。
:<!-- そして -->その気の錬成方法は、<!-- ただひたすら摩季を妄想するということに起因するため-->摩季を目の前にした場合は、普段の2倍は力が出るらしい。<!-- その強さとタフさを、一部のファンからは「ラヴゾンビ」と評されている-->
; 崎山 香織(さきやま かおり)
: 声 - [[土井美加]]
: 自称:未来のスーパー・モデル。摩季の最大のライバルを<!--本人だけが-->自負している。その性格はどこまでも高飛車で傲慢。ストリートファイターではなかったが、摩季に挑むため路上の戦いの世界に入り、[[太極拳]]で戦う。ストーリー中盤で屋敷から浸透勁「双按」を学ぶが、感情が激昂した時にしか成功しない。女子プロレス編後は実緒とタッグを組み、再びチャンピオンとなっている。摩季に何かと勝負を挑んでくるが、それは単なる敵対心ではなかったことが終盤で語られる。最終巻では念願がかなってハリウッドデビューを果たしている。
; ルチャマスター
: 声 - [[石塚運昇]]
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; 武 月雄(たけ つきお)
: 声 - [[植村喜八郎]]
: 工事現場で働きながらストリートファイター狩りをしている男。パワーを生かした技が得意で、掘削機のようにパンチを加速して連打する百壱裂拳という必殺技を持つ。初期の実力者だったが、深道ランキング辺りから徐々に負け癖がつき始めた。<!-- 屋敷とは従兄弟同士で、昔は関西で暮らしていたらしい。実家は大勢の兄弟がいる大家族。「頑丈だけがとりえです。お母さん、ありがとう」と自分でも言うようにきわめてダメージ耐性が高い。そのおかげで深道ランキング24位の馬場を麗一とのコンビプレイで倒したり、元1位の渺茫相手に勝てないとわかりつつも何度も立ち向かう勇姿を見せた。また、「十五漢渺茫」となった--> 最終章では、渺茫に<!--を倒そうとする深道に誘われた後は、 「ガキの頃からただの一度も負けたことがない」 --> 相撲勝負を挑み、<!-- 当然のように玉砕するも-->深道のテンションを上げるのに一役買っている。<!-- バトルロイヤルで獲得した賞金で住んでいたアパートを買い取って大家になったが、住人たちが浦木や山木田、小西兄弟といった連中ばかりである為、居留守を使われてばかりで家賃はほとんど回収できていないようである-->
; 三島 麗一(みしま れいいち)
: 声 - [[阪口大助]]
: BMX(チャリ)に乗って戦うストリートファイター。鍵っ子で、いつも月雄の家で一緒に朝食を食べている。美奈に好意を寄せている。黒正義誠意連合編で最後まで美奈を守れず、自分の弱さを改めて思い知る。ルチャの言葉により意志の強さを取り戻すが、黒正義誠意連合編以降はストリートファイトより恋愛に興味を持ち出し、すっかりヤラレキャラとなってしまった。<!-- 深道ランキングでは月雄やルチャマスターもランキングに参戦したが、麗一は負けてランキング入りできていない。ステータス上では深道ランキングの上位ランカーと互角であるが、ツメが甘く、BMXが戦闘に耐えられずすぐに破壊されるため、実力を発揮できていない。自称「BMXに乗れば動きはエアマスターより早い」。また、5、6階のビルから落下しても脚がしびれる程度の負傷で済んでいる--> BMXに乗らなくても、合コンに来ていた男子高校生4人を瞬殺するほどのケンカの実力はある。最終回では月雄が買い取ったアパートで一人暮らしを始めた模様で、唯一家賃を払い続けている。
 
=== 黒正義誠意連合編 ===
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; 長戸(ながと)
: 声 - [[郷里大輔]]
: 黒正義誠意連合の一員で、長拳の使い手。男だが、金次郎を本気で愛しており、生粋のゲイであると思われる。金次郎に近寄る女達を影から殴り飛ばして排除してきたため、手足が異常なまでに伸び、身長も天井に届く程になっている。強さはトップファイターには及ばないが、その耐久力は作中でもトップクラス。バトルロイヤルでは佐伯、ジュリエッタ、リーなどトップクラスの破壊力を持つファイターに何度も倒されても、十五漢渺茫の打撃を数発受けても何度でも復活している。しかしノッた時の実力は確かで、金次郎を失神させた尾形を、その持前のタフさで撃破している。
:また、変態性も作中でトップクラスであり、変人には慣れている深道でさえ理解不能と評した。「男でも子供ができるのを知っているか?」などの発言や、気絶している金次郎の乳首を吸おうとするなどの行動で読者にも強烈なインパクトを与えている。ジュリエッタとはどこかシンパシーを感じるところがあるようであるが、ジュリエッタには否定されている。
; 花井(はない)
: 声 - [[高塚正也]]
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; サンパギータ・カイ
: 声 - [[石塚理恵]]
: ルチャマスターの妹で、リングネームはスカイスター。幼少の頃からプロレス英才教育を施されたようである。18歳。未だに超のつくアイドル好き。エアマスター率いるファミレスラーズに敗れるまでは師匠の早瀬実緒と全国タッグチャンピオンまで登りつめていた。その後は早瀬の計らいでタッグを解散し、深道ランキングに参戦する。屋敷(当時9位)には勝利するも金次郎(当時10位)に敗北。一度プロレス界に戻り、トミコとタッグを組んで崎山と実緒のタッグを倒し、再びチャンピオンに返り咲く。原作では途中、摩季達によってアパートを壊され、追い出される悲劇に見舞われている。バトルロイヤルでは中盤でエアマスターに敗北するも、終盤に渺茫を倒すために深道達と共に戦うが、深道の正体を知って一人で舞い上り、単身で渺茫に突っ込んだが、壮絶に玉砕した。兄同様に求道者的な格闘家であり、プロレス最強の名の下に戦うが美緒仕込みのネーミングセンスの悪さが玉にキズ。作者が最も好きな女性キャラクターである
; 早瀬 実緒(はやせ みお)
: 声 - [[葛城七穂]]
: カイのプロレス時代の師匠。カイからは実の姉のように慕われている。「ゾンビ」と称される程のタフさで女子プロレス界にその名を轟かせた。ファミレスラーズに負けてから、カイを更に成長せるためにタッグを解散。その後は崎山と組んでチャンピオンに返り咲く。ちなみにネーミングセンスの悪さは人並み外れており、カイのリングネームを納得させるのに10時間かかっているほどで、それが皮肉にもカイに伝染している。愛犬の名は犬太郎。
; 芹口 トミコ(せりぐち とみこ)
: 声 - [[夏樹リオ]]
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; 深道(ふかみち)
: 声 - [[子安武人]]
: 深道ランキング(後述)の主宰者。自身も相当な格闘技の達人であり、バトルに参加することもしばしば。「確定予測」という相手の行動を先読みできる能力を持っている。実は打倒渺茫が彼の悲願であり、深道ランキングもその為に作成したものであった。常にサングラスと目深にかぶった帽子で顔を隠しているが、その正体はカイが愛してやまないアイドルの藪沢君(ちなみに藪沢君と深道の登場は同じ回)。
: バトルロイヤルでは摩季が渺茫に倒れた後、深道クエストを開始、メンバーを集めて渺茫に挑む。渺茫との死闘で散っていく仲間達の姿にテンションを最大限まで引き上げ、自身も満身創痍となりながら十五漢渺茫を撃破する。しかしその直後、暴走した渺茫に敗れる。
: その言葉は難解だが奥深いものが多く、這いずる事しか出来なかった摩季を言葉の力で復活させたこともある。
; 鬼頭(きとう)
: 声 - [[田中大文]]
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: 深道ランキング46位。アメフトタックルの使い手。深道ランキングの撮影のバイトもやっている。根はやさしいがむくわれない男。全国に6人ファンがいる。
; 原(はら)
: 深道ランキング36位。蹴りの軌道が変則かつ強烈な空手使い。だが、金次郎に敗れて修行し直したルチャマスターにはあっという間に倒された。
; 馬場(ばば)
: 声 - [[高塚正也]]
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: 賞金を稼ぐために深道ランキングに参加している、相手の内臓に直接響く“浸透勁”の使い手。関西人で関西弁、女好き。ランキング9位として登場し、カイの居酒屋ボンバーの前に敗北するが、その後8位のケアリーを倒して返り咲いている。体力や体術的にはそれほど優れていないが、持ち前の根性と機転、話術などを駆使して、自分の最大の武器である“浸透勁”で勝負を決める格闘スタイル。ジュリエッタとの戦いでは、崎山に教わった太極拳を応用した受け流しを見せて奮戦するも、[[気]]を使い果たして敗北。その後参加したバトルロイヤルでは、駒田シゲオと互角の勝負を演じ、渺茫にダメージを通すなど活躍し、最終的には優勝するまでに至った(渺茫がエアマスターといわば相討ちになったため)。
:深道ほどではないにしろ、奇襲や戦略に秀でており、一桁ランカーにふさわしい実力を持つ。その反面、ここ一番でヘタを打つ場合もある。ジュリエッタ戦では最後の一発に取っておいた気をついつい使ってしまい、立ったまま失神するなどどこか抜けている部分は否めない。逆に深道クエストでは、渺茫に奇襲をかけ、蹴按で深刻なダメージを与えるといった大金星を挙げている。
:従兄弟の月雄に小さい頃いじめられており、浸透勁を身に着けたのも月雄を倒すためだった。現在の実力は月雄より上と思われるが、いじめがトラウマとなっているため月雄には実力を発揮できず、結局作中ではリベンジは果たせなかった。作者が最も好きな男性キャラクターである
:ちなみに浸透勁とは、本来持続的に物理エネルギーが伝わる打撃の名称であり、貫通力の伴う打撃性質があるため、臓器にダメージを与えやすい。そのため本作のように相殺したり、飛び道具になるような技でもなければ、宗教色の強い魔法っぽいとは何ら関係がない。
; 駒田シゲオ(こまだ シゲオ)
: 声 - [[三木眞一郎]]
: 格闘ゲーム「バーチャルファイティンガー」のキャラクターであるアキオを師と仰ぐ、我流[[八極拳]]の使い手。当然ゲームの方も相当やり込んでおり、そちらの実力は作中最強である。初登場時のランキングは6位。摩季との初戦では、双方本気ではなかったとはいえ勝利を収めたが、その後新必殺技「エアカット・ターミネーター」を身につけた摩季に一撃で沈められる。リーにも一撃で敗れ、一時はリーのスタイルを真似て一撃にこだわる姿勢を見せていた。しかし、結局は人生の原点である“師匠”アキオに戻り、バトルロイヤルでは自分にアキオを降臨させて屋敷と戦って、深道に「珠玉(アート)」と言わせるほどの名勝負を繰り広げた。アニメでは、アキオの元ネタである[[バーチャファイター]]の[[結城晶]]と同じ声優が起用されている。
; 尾形 小路(おがた こうじ)<!--25巻収録分にフルネーム記述あり-->
: 声 - [[緑川光]]
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; 深道 信彦(ふかみち のぶひこ)
: 声 - [[松野太紀]]
: 通称“深道弟”。または“アホの方の深道”。一部の読者からは愛を込めて“アホ道”と呼ばれる。強くて賢くてその上アイドルという非の打ち所のない兄を持つため、そうした呼ばれ方も半ばあきらめているらしい。変人揃いの登場人物の中では一、二を争う常識人で、人間的な優しさも持っている。ランキング7位で、ポジション相応の実力はあるが、本編ではとにかく不遇。初登場では自己紹介中にジュリエッタに蹴り飛ばされてアーケードの屋根に埋められ、その後も摩季に簡単にノされ、決め台詞はスベり、必殺の宴会芸は場を盛り下げるという悲惨なキャラクターである。バトルロイヤルでは、危険性を理解しないまま会場に入ってしまったみおりを守るために参戦するが、みおりと決裂した姉の摩季によってリタイアさせられている。馬場とは仲が良いのか、よく行動を共にしている。
; 皆口 由紀(みなぐち ゆき)
: 声 - [[小山茉美]]
: 深道ランキング4位。『[[谷仮面]]』に登場した格闘姉妹の姉。妹の美紀の道場に付き合って通っているうちに、後から習い始めたにもかかわらず妹より腕前が上達してしまった。摩季が現れるまでは深道ランキング最強の女性であり、しかも得意なけり技を封印している。初対決では摩季をビビらせ、力で捻じ伏せて完勝。摩季以上の負けず嫌いで、常時の精神面では摩季より強い。バトルロイヤルでは突然ジュリエッタに告白して深道や読者を驚かせ、戦いでも圧倒する。その後、ジュリエッタが愛する摩季に殺意すら帯びて戦いを挑むが、エアマスターとして覚醒した摩季の前に敗れる。崎山とともに、摩季の精神的成長のキーとなるキャラクターであった。同じ強者として初戦時から摩季とはシンパシーを感じ合っていたようであり、TVアニメ版のクライマックスでは摩季と共闘して渺茫に挑んでいる。
; 小西 良徳(こにし よしのり)
: 声 - [[小西克幸]]
: 「[[関節技|サブミッション]]ハンター」を自称する関節技の達人で、『[[谷仮面]]』に登場したコニオの弟。稲垣直人([[截拳道|ジークンドー]]の達人)を瞬殺し、深道ランキング3位となる。佐伯四郎にも勝利した後、“完璧な自分”を目指してジュリエッタと戦い、その戦いの中でついに“完璧な自分”とシンクロするに至る。しかし、全身をバキバキにされても活動を止めないジュリエッタに蹴り飛ばされ、引き分けに終わった。この戦いをきっかけに小西は精神的平衡を失い、ランキングを無視して次々に深道ランカーを狩り始める。その最中、インドから帰ってきた伸之助と出会い、同撃酔拳の前に何も出来ずに敗北。これによって小西の精神は更に先鋭化し、最終的に獣の精神に至る。バトルロイヤルでは伸之助と再戦。渺茫に乱入されるも、伸之助や月雄、麗一の攻撃に渺茫が気をとられた一瞬の隙にチョークスリーパーで締め落とし、これを下す。締め落とす直前に渺茫に折られたアバラの痛みを物ともせず、伸之助のアキレス腱を破壊するが、最後は紙一重の差でとどめに持ち込めず、伸之助の圧倒的な散打の前に沈んだ。<ref>小西のモデルは作者である柴田ヨクサルの友人で、同名のレスラー。実在の小西選手も[[レスリング]]・[[柔術]]・[[サンボ (格闘技)|サンボ]]などを下地とした関節技の名手で、作中の小西と同じく「サブミッションハンター」の異名をとる。</ref>
; ジョンス・リー
: 深道ランキング2位で、[[八極拳]]の使い手。八極拳士として一撃必殺の拳に誇りをもっており、現代の[[李書文]]を体現したかのような存在。名セリフ多し。[[ホスト]]風のスーツと白い[[ローファー]]がトレードマーク。渺茫と対戦するまでは、彼の打撃を3発以上受けて立っていたものはいなかったらしい。
:登場と同時に尾形小路、駒田シゲオを一撃で撃破し、大きなインパクトを与えた。満を持して姿を現した1位の渺茫と対戦し、その圧倒的な耐久力と大技小技を使い分ける技術により敗北寸前まで追い込まれるものの、最後の最後で最大の勁を打ち込んで逆転勝利を収めた(ただし、その後渺茫は何事もなかったかのように立ちあがっており、ダメージの大きさでは明らかにリーが負けている)。
:この闘いから深道ランキング2位から1位に昇格する。
:その後バトルロイヤルにおいて、先代の渺茫たちが集合した「十五漢渺茫」と対決。八極拳対決では勝利を収めたものの、全ての技を駆使し始めた渺茫に敗北する。
; 渺茫(びょうぼう)
: 声 - [[西凛太朗]]
: 渺茫とは、その時代の“最強”を代々引き継いできた男たちの総称で、現在の渺茫は15代目の“渺十五”である。単体では正確無比な打撃と驚異的な打たれ強さを持つトップクラスのストリートファイターだが、歴代の渺茫が「集合」(憑依)して「十五漢渺茫」となることで過去の渺茫たちの技(風の拳、発勁など)が使えるようになり、耐久力も大幅にアップして、完璧な強さを持つようになる。ただし、「集合してから最大の力を発揮するまでにはある程度ウォーミングアップも必要な様で、最大の力を発揮できる状態では、更に筋肉の量が増し、まるで亀のように背筋が盛り上がっている。
:渺茫としての「勝利を約束された力」に対して憂いを持っているが、それと同時にその強さに対するプライドも持っている。しかしながら、それでもなお強さに対して貪欲であり、自分より格下相手であっても、得るものがあれば学ぶ姿勢を見せている。
:渺十五単体ではリーと小西に敗北しているが、バトルロイヤルの後半で「十五漢渺茫」となり、ウォーミングアップの段階で佐伯四郎や坂本ジュリエッタを撃破し、最大戦力を持ってリーや金次郎、摩季などの強敵を次々と撃破する。その後、深道クエストにて死力を尽くした深道によって一度は倒されるが、その後暴走し、「エアマスター」としての摩季と精神世界において雌雄を決することになる。
; 彰子
: 声 - [[皆口裕子]]
: 渺茫に影の如く寄り添う美少女。霊的な素養があり、渺茫が「十五漢渺茫」となるための触媒のような役割を果たす。心から渺茫を愛しているようである様子
 
===その他===
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: 原作のみに登場。摩季が通う学校の教師で、摩季のクラスの担任。クールな美女だが、摩季の父、佐伯四郎の事を学生時代から憧れ続けていた為、四郎の前では恋する乙女となってしまう。紐と棒を組み合わせた特製の武器を携帯しており、そこいらの不良程度なら簡単に倒せる力を持っている。
; 松林小路 梅乃(まつばやしこうじ うめの)
: 原作のみに登場。中ノ谷美奈と同じ学校に通っている。美奈には負けるがバスト102cmB102cmの巨乳の持ち主で、才色兼備なお嬢様。美奈の事を一方的にライバル視していて、何かと張り合っているが、摩季に夢中な美奈彼女からは相手にされていない。
; 内海 美加(うつみ みか)
: 坂本ジュリエッタの自称恋人の一人。インディーズ時代から注目され、メジャーデビューした歌手。他のジュリエッタの自称恋人二人とは張り合っているものの、意外と仲は良い。
; 野々 楽子(のの らくこ)
: 坂本ジュリエッタの自称恋人の一人。ファッション誌の表紙を飾れる程の人気モデル。他のジュリエッタの自称恋人二人とは張り合っているものの、意外と仲は良い。
; 石毛 まさみ(いしげ まさみ)
: 声 - [[井上美紀]]
: 坂本ジュリエッタの自称恋人の一人。南条レモンというペンネームの人気小説家で、三人の中で一番リッチ裕福。他のジュリエッタの自称恋人二人とは張り合っているものの、意外と仲は良い。
; 美奈の兄(みなのあに)
: 原作のみに登場。中ノ谷美奈の兄で名前は不明。髪型・雰囲気・癖が[[ガルマ・ザビ|某キャラ]]に似ている。超が付くほどの[[シスターコンプレックス|シスコン]]で(ただし、<!--美奈はその事を知らず、単に優しい兄だと思っている-->、妹と結婚したいと父親に告白した為、[[ロンドン]]へ留学させられた。父親に内緒で帰国し、その際、美奈から好きな人(摩季)がいると告げられ、相当なショックを受けたが、相手が女なのでまだ脈はあると思っている。結局、勝手に帰国した事が父親にバレてしまい、再びロンドンへ送り返された。
; ジュ季(じゅき)
: 原作の単行本最終巻の書き下ろしに登場。摩季の夢の中に現れ、摩季と闘う。実は、坂本ジュリエッタとの間に産まれるであろう摩季の娘。