「フェノール樹脂」の版間の差分

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== ベークライトの発明 ==
[[ベルギー]]生まれのアメリカ人化学者、[[レオ・ヘンドリック・ベークランド]]が[[1907年]]にベークライト(Bakelite)を発明、フェノール(石炭酸)と[[ホルマリン]]によって作り出された。フェノールとホルマリンの反応によってできる樹脂をフェノール樹脂と呼ぶ。この樹脂の発見は[[1872年]]まで遡るが、工業化に成功したのはベークランドである。[[1910年]]、生産を目的にベークライト社を設立し、そのフェノール樹脂'''ベークライト'''と命名した。
 
日本ではベークランド博士の親友であった[[高峰譲吉]]が特許権実施の承諾を受け、[[三共 (製薬会社)|三共]]株式会社品川工場内に日本ベークライト株式会社の前身となる工場を大正3年に建設、ベークライトの試作を開始した。ベークライトは日本ベークライト株式会社の登録商標名であるが、標準規格品として石炭酸樹脂を指すフェノール樹脂の一般代名詞となった。<ref>大阪朝日新聞(昭和11年9月30日) 「今日の話題」</ref>