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| 英語名称 =
| 略称 =
| 組織形態 = 大学附置研究所<br />([[共同利用・共同研究拠点]])
| 本部名称 = <!--拠点が多数あってすぐ下の住所がどこのものか不明瞭な様な場合に記入。本部、事務局、などと記入。それ以外の場合は無記入でOK-->
| 所在国 = {{JPN}}
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== 概要 ==
上智大学日本グリーフケア研究所は、日本ではじめてグリーフケア、すなわち身近で大切な人の死に関する研究活動を行うために、兵庫県尼崎市における[[聖トマス大学]]において設置された。その背景として、[[西日本旅客鉄道]]が引き起こした[[JR福知山線脱線事故]]という悲しい事故が発生し、ご遺族に対するグリーフケアを実践するために設立された。そして、聖トマス大学は学生募集停止を決定したが、研究所は廃止することなく2010年4月に聖トマス大学から上智大学に継承された。
 
== 活動内容 ==
グリーフケア研究所は調査研究活動だけではなく、グリーフケアを実践する[[専門家]]や[[ボランティア]]を養成するための[[講座]]を開催し、かつ一般市民を対象とした「『悲嘆』について学ぶ」公開講座も開催し、多数の熱心な受講者が集まっている。
 
== 日本における意義 ==
日本においては[[戦争]]や[[テロ]]などで死傷することはほとんどないが、年間で30,000名を超える人たちが[[自殺]]をする深刻な事態が続いている。その背景には、[[パワハラ]]や[[セクハラ]]などを伴い心身の[[健康]]を損なうほど長時間にわたる[[サービス残業]]など過酷な労働環境、失敗することや失敗から[[再チャレンジ]]することは許されない[[ビジネス]]上の慣行、[[債務]]の[[弁済]]を強要する[[債権回収]]者による過酷な取立て、ならびに[[学校教育]]現場においては[[携帯電話]]や[[インターネット]]などを悪用した陰湿な[[いじめ]]などがあげられる。さらに、日本において自殺が「許容」されている(より深刻な場合は自殺することを事実上「強要」される)社会文化的背景として、日本においては[[キリスト教]]など[[アブラハムの宗教]]が定着していないことが考えられる。すなわち、アブラハムの宗教では自殺は明確に禁じられているけれども、日本において定着している[[神道]]や[[仏教]]では必ずしも明確に自殺を禁じていないことが考えられる。そこで、[[カトリック]]系の大学である上智大学や聖トマス大学は、自殺を明確に禁止している[[キリスト教]]という立場から日本において自殺予防活動を積極的に行うことが社会的に求められている。無論、グリーフケア研究所がこの点で社会的に[[奉仕]]することは可能である。
 
== 関連項目 ==
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== 外部リンク ==
* [http://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/griefcare 上智大学グリーフケア研究所]
 
{{DEFAULTSORT:にほんくりーふけあ}}
[[Category:上智大学|*]]
[[Category:メンタルヘルス]]
[[Category:心理学]]
[[Category:神学校と神学大学]]
[[Category:カトリック]]