「入道ヶ岳」の版間の差分

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{{Infobox 山
|名称=入道ヶ岳
|画像=[[Image:Nyuudougatake from kamagatake 2010 6 2.jpg|300px]]<br /><small>[[鎌ヶ岳]]より望む入道ヶ岳 ({{jdate|2010|6}}撮影)</small>
|標高=905<small>.54</small>
|座標={{ウィキ座標2段度分秒|34|58|25|N|136|26|1|E|}}
|所在地=[[三重県]][[鈴鹿市]]<br />
|山系=[[鈴鹿山脈]]
|地図={{Embedmap|136.4336|34.9736|300}}{{日本の位置情報|34|58|25|136|26|1|入道ヶ岳|34.9736,136.4336|入道ヶ岳}}
|}}
 
'''入道ヶ嶽'''(にゅうどうがたけ)は、[[三重県]][[鈴鹿市]]にある、[[標高]]906.1メートルの[[山]]。[[鈴鹿山脈]]に属し、鈴鹿セブンマウンテンの1つに数えられているおり中では比較的登りやすい山である。
 
== 概要 ==
山頂付近はなだらかな草地(笹原)が広がっている。山頂付近の[[アセビ]]の群落(三重県指定の[[天然記念物]]<ref>[http://www.pref.mie.jp/BUNKAZAI/HP/fromDB/A010/199.htm みんなで、守ろう!活かそう!三重の文化財・入道岳いぬつげ及びあせび群落]イヌツゲ及びアセビを主とする常緑広葉樹の低木林が広く見られる。(2010年5月8日閲覧。)</ref>)が有名。山頂からは[[伊勢湾]]の眺望と[[御在所岳]]、[[鎌ヶ岳 (三重県)|鎌ヶ岳]]の眺望が素晴しい。またこの山は[[椿大神社]](つばきおおかみやしろ)の御神体で山頂に鳥居、少し離れた奥の宮に祠が祭ってある。春期(5月)と秋期(11月)に行われる大祭で禊の終わった白装束の信者が、自然の恵みに感謝を込めるために以下の北尾根道を登って奥の宮に御参りするお祭りがある。
 
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登山口は、[[宮妻渓谷]]、[[椿大神社]]、[[小岐須渓谷]](おぎすけいこく)の3箇所である。それぞれ公共交通機関(バス)の便がある。バスの便は、[[四日市市]]または[[鈴鹿市]]のいずれかからである。
 
*=== [[鈴鹿市]][[椿大神社]]からは以下の3ルートがある。 ===
*(1)北尾根
:[[椿大神社]]から鍋川に沿って西に登っていくと10メートルほどで右手に階段(椿大神社の御神事に使う道)が見えてくるここが北尾根道の入り口となる。最後の1/4ほどは、景色が良いゆるやかな道である。
*(2)二本松尾根
 
(2)二本松尾根
:上記(1)を通過後鍋川に沿ってさらに西に登ると左手に少し開けたところが見えてくるこの開けた方に進むのが二本松尾根ルートである。比較的なだらかで距離はあるが登りやすいビギナー向けのルートである。小学生なども良く遠足でこのルートを登っていた。ただし登山道の景色はあまりよくない
*(3)井戸ヶ谷
 
(3)井戸ヶ谷
:(2)を超えそのまままっすぐ登るルートが井戸谷ルート。最初の1/3は植林地の中の登り、次の1/3は谷川に沿った登り(小さな滝がある)、最後の1/3は雑木林から笹の中の登りである。最後の笹の中の登りは、急であるが、伊勢平野の眺めが良い。
 
*=== [[四日市市]][[宮妻峡]]からは以下の3ルートがある。 ===
*(1)宮妻ヒュッテ駐車場の西端から内部川を横切って入る入道ヶ岳新道ルート
:初めは少し急であるが比較的登りやすく登山道も広葉樹が多く景色もほかのルートに比べて良い。
*(2)宮妻林道を経由するルート
 
(2)宮妻林道を経由するルート
:自動車は進入不可。ひたすら舗装された林道を歩き最終的に入道新道に入るルートである。ただし奥の宮近くが良く崩れるため補修工事が行われていることが多くお勧めできない。
*(3)奥の谷からいわくら尾根を経由して登る
 
(3)奥の谷からいわくら尾根を経由して登る
:(2)の宮妻林道の途中を右に入り奥の谷に沿って登りいわくら尾根に出る。いわくら尾根を左折し入道ヶ岳に至る。
 
*=== [[小岐須渓谷]]からは以下の4ルートがある。 ===
*(1)滝ヶ谷
 
(1)滝ヶ谷
:小岐須バス停から徒歩約20分で滝ヶ谷登山口に着く。谷に沿って上っていき、二本松尾根に合流。途中から左に折れると(2)の池ヶ谷へ出ることもできる。やや道が荒れている。
*(2)池ヶ谷
 
(2)池ヶ谷
:(1)の登山口から更に20分ほど歩くと池ヶ谷登山口に着く。前半は杉の植林地を歩き面白みは少ないが、後半は二次林の静かな谷に沿って登る雰囲気が良い道になる。頂上と奥宮の中間のくぼ地に出る。
*(3)松ヶ谷
 
(3)松ヶ谷
:(2)より数分間歩いて大石橋を渡った林道より入る。途中までは(4)と同じ道を行く。最後はいわくら尾根に出るが、尾根の直前はややガレているので注意が必要。
*(4)大岩谷
 
(4)大岩谷
:途中まで(3)と同じ。途中での分岐を左に取ると大岩谷に入る。白滝を過ぎ更に登ると大岩への分岐がある。左への分岐を取ると大岩を経由して県境尾根に至るが、入道ヶ岳へは直進する。(3)と同様にいわくら尾根に出る。
 
== 周辺の山 ==
*[[御在所岳]]<small>([[日本二百名山]])</small>
*[[鎌ヶ岳]]
*[[雲母峰]](きららみね)
*[[宮指路岳]](くしろだけ)
 
== 関連項目 ==
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== 脚注 ==
<references />
 
== 参考文献 ==
*『鈴鹿の山 万能ガイド』[[中日新聞社]]、[[ISBN]]4-8062-0526-5
*『地図で歩く 鈴鹿の山』中日新聞社、ISBN4-8062-0464-1
*『東海・北陸の200秀山(下巻)』中日新聞社、ISBN4-8062-0599-9
*『名古屋周辺の山200』[[山と渓谷社]]、ISBN4-635-18022-0、P368
*『新・分県登山ガイド(改訂版) 三重県の山』山と渓谷社、ISBN4-635-02323-0
*『フルカラー特選ガイド 鈴鹿を歩く』山と渓谷社、ISBN4-635-17084-5、P61
 
== 外部リンク ==
* [http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=345825&l=1362601 国土地理院2万5千分1地形図名:伊船(名古屋)]
 
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