「ピアノソナタ第2番 (ショパン)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Luckas-bot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: fr:Sonate pour piano n° 2 de Chopin
14行目:
第一主題左手部に現れるリズムはショパン特有のもので、[[前奏曲 (ショパン)#第16番 変ロ短調|変ロ短調の前奏曲]]など陰鬱激烈な曲想にしばしば顔を出す。少し明るさを取り戻した3連符で第一部は終結する。第二主題は変ニ長調のコラール風のもので、冒頭の3音は第1主題の音形と音程が一致する。展開部は第一主題の転調展開。前の3連符も加わりベートーヴェンに似た昂揚が充満する。第一主題を省略するのは展開部の素材として消化し尽くされているからとも言える。再現部は変ロ長調に変わる他は形式通り。コーダでは左手に第1主題のリズムが出現し、和音の連続で終結する。
 
なお、一般に普及している楽譜(自筆譜は終楽章の一部を除いて現存しておらず、いずれも筆写譜によるものである)では、ソナタの[[リピート|繰り返し記号]]はドッピオ・モヴィメントからになっているが、近年のエキエル版等では冒頭の序奏からの繰り返しを指示しており、最近の演奏家にはこれに従うものもいる。
 
=== 第2楽章 ===