「ダクテッドファン」の版間の差分

(→‎利用例: - 特筆性なし)
プロペラ状のファンに円筒状の覆い(ダクトまたはナセル)を被せたような構造が特徴であり、推進力を得る基本的な仕組みは通常のプロペラと大差ない。しかし、この円筒によっていくつかのメリットが発生する。
 
まず、通常のプロペラ推進では進行方向だけでなくそれと直交する平面内にもプロペラ端から気流が発生しており、いる。これは推力とならないためエネルギーの無駄損をするなってしまうばかりか[[衝撃波]](音波)となって[[騒音]]の原因にもなっている。しかし、プロペラの外側を筒で覆ってやればプロペラから発生する気流を全て進行方向側に整流してやることができ、エネルギー的に得無駄にしなくて。同時に、衝撃波の発生を抑えて騒音を減らすこともできる。
 
円筒状のナセルをうまく使うことでさらなる効果を得られる。このナセルは空気取入れ口が排出口に比べて広い、“の字型の断面をしていることが多いが、このようにしてさらに円筒壁面の断面形状([[翼形]])を工夫するとナセル自体が進行方向側に[[揚力]]を生み出すようになる<ref>似たような円筒構造を持つ航空機に[[円筒翼]]機があり、その場合は円筒で発生する揚力が機体を持ち上げる方向に働くのだが、一般的なダクテッドファンにそのような効果があるかどうかは一概には言えない。</ref>。また、ナセルを偏向させることで気流の向きを変え、ある程度の[[推力偏向]]能力を持たせることも可能である。
 
デメリットとしては、ナセルによる[[抗力]]が大きく高速化に適さないことが挙げられる。また多くの場合エンジンから離れた場所にファンがあり、[[ギア]]と[[シャフト]]を介した駆動系が必要になるため機構が複雑になりがちである。
 
なお、[[共振]]を防ぐためにファンのブレード数は[[奇数]]であることが多い。
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