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さらに、命をかけた関係を形成する場合や、後に死に別れて会うことが出来ないことが予測される場面などでは、酒ではなく水を酌み交わす'''水杯'''(みずさかずき)が行われることもある。[[江戸時代]]に行われた[[一揆]]では、結束を確認するため、各人が署名した[[起請文]]を神前で燃やし、その灰を盃に入れた水に溶いて飲む'''[[一味神水]]'''が行われた。近代においても[[第二次世界大戦]]中、[[特別攻撃隊]]の出撃前には水杯が酌み交わされた。
 
===北信流===
長野県の北信地方の一部地域では、「北信流」(真田十万石流ともいう)という盃事がある。
長野県の北信地方の一部には、「北信流」(真田十万石流ともいう)と呼ばれる盃事の風習がある。宴席において場が暖まった頃を見計らい、参加者の中の年長者や主賓により「盃を差し上げたい」旨の動議が出される。これは北信流を行おうという意味である。指名された人はその日の功労者(主に宴席の幹事)に盃を持参し、お酌をする。お酌をする人、される人は一組とは限らず複数であることもある。そして謡に心得のある人が別に指名され、「お肴」として謡が披露される。「お肴」が終わった後に注がれた酒を飲み干し、そして今度は注いでもらった側が「盃返し」として、同様にお酌を受ける。
宴席で年長者が動議を出し、中締めともいうが年長者よりその日の功労者(主に宴席の幹事)に
自らの盃を持参し、お酌をする。そして動議を出した者に指名された者が「お肴」(主に謡)を歌い、
歌を聴き終わった後に注がれた酒を飲み干す。そして今度は注いでもらった側に立場を逆転させ
「盃返し」を行う。
 
== その他 ==