「ジャンクDNA」の版間の差分
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今のところ、これらの全てあるいは部分的にはかなり信頼できる。ジャンクDNAの多くの部分は遺伝子調節において重要な機能を持っているらしく、例えばヒトの場合、転写されたDNAのわずか2%の部分だけが蛋白質に翻訳される。したがって、ゲノムレベルにおける遺伝子の機能に関する、時代遅れの誤った認識を与える'ジャンクDNA'という用語は使用が避けられるべきものであり、'非蛋白質コードDNA'([[noncoding DNA]])のようなより正確な用語の使用が好まれる。 真の'ジャンクDNA'の領域では変異がランダムに発生し、その発生数も比較的多いだろうと予想されるため、種間での比較によってそれらの領域を識別することができる。
進化に関連してひとつ言及しておくべきことがある。ジャンクDNAがかなりの割合を占めるとする仮定 - 例えばヒトにおける'97%'という値 - は自然選択による進化論とは決して調和しえない、という事である。ジャンクDNAの複製は情報の保存の観点から言えば無駄な行為である。したがってジャンクDNAの割合が高いということは多くのエネルギーが浪費されることを意味し、生命にとっては重荷となるだろう。そのため、自然選択説によると、進化
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