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[[file:Polyglutaminsäure.svg|250px|thumb|ポリグルタミン酸の構造]]
'''ポリグルタミン酸'''(—(ポリグルタミンさん、polyglutamic acid, PGA)は、[[グルタミン酸]]を重合単位とする[[ポリペプチド]]の一種。天然のものは、一般的なポリペプチドとは異なり、γ位のカルボキシル基とα位のアミノ基がペプチド結合を形成するため、γ-ポリグルタミン酸 (γ-PGA) とも呼ばれる。化学式[-NH-CH(COOH)-CH<sub>2</sub>CH<sub>2</sub>-CO-]<sub>n</sub>。[[重合反応|重合度]]の高いものは重量比で自重の5000倍の水分を維持すると言われ、その保水力は[[医療]]、[[医薬品]]、[[健康食品]]、[[化粧品]]などの各分野で広く応用されている。L体のグルタミン酸のみからなる重合体の [[CAS登録番号]]は [25513-46-6]、D体、DL体からなる重合体ではそれぞれ [25104-13-6]、[49717-32-0]。
 
[[納豆]]のネバネバの主成分は、このポリグルタミン酸と[[多糖]]類の[[フルクタン]]である。また、[[納豆菌]]と同じ[[バシラス属|バチルス属]]である[[炭疽菌]]の[[莢膜]]もポリグルタミン酸を主成分としている。そのため、海外各地で納豆を紹介されたときは、当初受け付けられなかったと言われている。