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|撮影 = [[佐光朗]]
|編集 = [[田口拓也]]
|製作会社 = [[ロボット (企業)|ロボット]]
|配給 = [[東宝]]
|公開 = [[2008年]][[4月26日]] {{flagicon|JPN}}
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|製作国 = {{JPN}}
|言語 = [[日本語]]
|作費 =
|興行収入 = 15.1億円<ref name=eiren>{{Cite web|url=http://www.eiren.org/toukei/2008.html|title=日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2008年(1月~12月)|publisher=社団法人日本映画製作者連盟|accessdate=6月25日|accessyear=2010年}}</ref>
|興行収入 = 15.0億円
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|imdb_id = 1133594
}}
『'''少林少女'''』(しょうりんしょうじょ)は、[[2008年]][[4月26日]]に公開された[[日本映画]]。
 
== 概要 ==
[[映画監督|監督]]は『[[踊る大捜査線]]』で知られる[[本広克行]]、主演は[[柴咲コウ]]。『[[少林サッカー]]』で[[脚本]]・監督・主演を務めた[[チャウ・シンチー]]が、エグゼクティブプロデューサーとしてクレジットされている。本広と製作者の意向により撮影手法、合成方法等は「極秘」とされており、「広報」「ブログ」等でもあまり具体的な製作過程は公開されていない。山崎、乙黒、蒲生らをはじめとして出演者女優の多くが[[特撮]]番組出演経験者であるのも特徴的。また柴咲コウが単独主演するのは[[着信アリ]]以来4年ぶりである。
 
キャッチコピーは、「'''彼女に日本は狭すぎる。'''」。
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== ロケ地 ==
[[静岡県]][[伊豆の国市]]を中心に、[[伊豆市]]、[[三島市]]、[[静岡市]]、[[藤枝市]]、[[焼津市]]、[[長泉町]]など、静岡県内各地。大学構内は[[静岡県立大学]]、[[静岡産業大学]]が撮影に協力している。練習風景の中で出てくる滝は、長泉町・沼津市の境を流れる黄瀬川・鮎壷の滝(あゆつぼ公園)である
大学構内は[[静岡県立大学]]、[[静岡産業大学]]が撮影に協力している。
練習風景の中で出てくる滝は、長泉町・沼津市の境を流れる黄瀬川・鮎壷の滝(あゆつぼ公園)である。
 
作品エンドロールより
静岡春風館道場・オノダ電気・味の素スタジアム・藤枝総合運動公園・藤枝市役所・フィルムサポート島田
フィルムコミッション静岡シーサイト事務局・静岡県立大学・静岡市役所観光課
伊豆箱根鉄道株式会社・駿豆建設株式会社・駿豆通運倉庫株式会社・伊豆洋らんパーク・有限会社大仁建設
東レ総合研修センター・伊豆市ふるさと広場・エマハウジング・長倉スポーツ・静岡県立美術館
フィルム・コミッション伊豆・伊豆の国市
国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所・幕張メッセ・伊豆の国市下畑区・伊豆の国市田中山区
三島市市山区・伊豆の国観光協会・伊豆の国市商工会・長泉町商工会・いたこフィルムコミッション
潮来市
 
静岡春風館道場・オノダ電気・味の素スタジアム・藤枝総合運動公園・藤枝市役所・フィルムサポート島田・フィルムコミッション静岡シーサイト事務局・静岡県立大学・静岡市役所観光課・伊豆箱根鉄道株式会社・駿豆建設株式会社・駿豆通運倉庫株式会社・伊豆洋らんパーク・有限会社大仁建設・東レ総合研修センター・伊豆市ふるさと広場・エマハウジング・長倉スポーツ・静岡県立美術館・フィルム・コミッション伊豆・伊豆の国市・国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所・幕張メッセ・伊豆の国市下畑区・伊豆の国市田中山区・三島市市山区・伊豆の国観光協会・伊豆の国市商工会・長泉町商工会・いたこフィルムコミッション・潮来市
== 受賞 ==
2008年度[[HIHOはくさい映画賞]]で最低作品賞に選ばれた。
 
== 受賞評価 ==
同年[[ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル]]の番組内、ザ・シネマハスラーで[[カンフーくん]]を凌いで最下位の38位。
[[映画評論家]]の[[柳下毅一郎]]は自身のブログにて、本作について「[[ブルース・リー]]を舐めるな」「カンフーだけでなくラクロスにも失礼」「話の意味がわからない」「これほど誰にも勧められない映画も珍しい」と述べ、酷評した<ref>{{Cite web|url=http://garth.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/2008_e6e8.html|title=少林少女 (2008)|publisher=映画評論家緊張日記|date=2008-04-27|accessdate=6月25日|accessyear=2010年}}</ref>。また、雑誌『[[映画秘宝]]』で柳下と[[江戸木純]]らが連載していたコーナー「日本映画縛り首」でも同様の批判がなされた<ref name=hiho>{{cite book|和書 |title=映画秘宝 2008年7月号 |publisher=洋泉社}}</ref><ref name=bma/>。
 
2009年1月発売の雑誌『映画秘宝』上で行われた、映画評論家・ライター・監督などが投票によってワースト映画を選ぶ「2008年映画トホホ大賞10」では76点を獲得し、2位の『[[20世紀少年]]』(39点)とダブルスコアに近い差をつけてワースト1位となった<ref name=hiho200903>{{cite book|和書 |title=映画秘宝 2009年3月号 |publisher=洋泉社}}</ref>。また、読者が選ぶ「トホホ大賞10」でも1位となった<ref name=hiho/>。更に、「日本映画縛り首」の企画である[[HIHOはくさい映画賞#第2回(2008年度)|第2回(2008年度)HIHOはくさい映画賞]]では「万人が怒った映画」「『少林少女』で泣く人は1億人の中にひとりもいない」と評され、最低作品賞を受賞した。他に、最低監督賞に本広克行、最低主演女優賞に柴咲コウがノミネートされていた<ref name=hiho200903/><ref name=bma>{{cite book|和書 |title=バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争!<邦画バブル死闘編>2007-2008年版 (映画秘宝COLLECTION 38)|publisher=洋泉社|isbn=978-4862483805}}</ref>。
 
雑誌『[[映画芸術]]』の2008年日本映画ワーストテンでは『[[おくりびと]]』に次いで2位だった<ref>{{Cite web|url=http://eigageijutsu.com/article/112695867.html|title=2008年日本映画ベストテン&ワーストテン発表!|publisher=映画芸術|date=2009-01-16|accessdate=6月25日|accessyear=2010年}}</ref>。
 
『[[スポーツ報知]]』による[[蛇いちご賞#第5回(2008年度)|第5回(2008年度)蛇いちご賞]]では、作品部門の選評時に本作の名前が挙がり、「アクション映画であるにもかかわらず柴崎コウのアップばかりで、プロモーションビデオのようだった」と評された<ref>{{Cite web|url=http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20081216-OHT1T00183.htm|title=[芸能班本音トーク檄]第5回「蛇いちご賞」|publisher=スポーツ報知|date=2008-12-16|accessdate=6月25日|accessyear=2010年}}</ref>。
 
『[[ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル]]』内のコーナー「ザ・シネマハスラー」で2008年に扱った映画のランキングでは、『[[カンフーくん]]』を凌いで最下位の38位となった<ref>{{Cite web|url=http://www.tbsradio.jp/utamaru/2008/12/20081215.html|title=ザ・シネマハスラー 2008年 全映画ランキング!(12月27日確定)|publisher=TBS RADIO|date=2008-12-27|accessdate=6月25日|accessyear=2010年}}</ref>。
 
*[[2009年]][[4月25日]]にフジテレビ系列で[[地上波]]初放送。[[視聴率]]は'''15.9%'''だった。
 
== その他 ==
* 本広克行監督作品のお約束となった「カエル急便」の看板が1カット登場している。
* 本作のマスコットキャラクターは「ラクロス花子」(デザイン・[[岡崎能士]])。関連グッズには主にこのキャラクターが使われている。
* 製作費は10億円を超え、宣伝費には4~5億円の予算を次ぎこんだが、興行成績は1615.1億円であった<ref name=eiren/>
* 本広監督は最終的には自分が責任を持つので、それまでは自由に助監督に撮影したいシーン(ラクロス、アクション・シーン他)を撮ってもらい分割制にしたと語っている。
* 月刊 CG World 2008年6月号にて、「映画『少林少女』完全メイキング」と題し、作品紹介および監督インタビューと、特殊撮影についての技術的内容が掲載された。
* 柴咲コウと絡むラクロス練習時の最初のシーンでの[[山崎真実]]は、緑のシャツ上からも胸の突起部全容が目視確認出来る程のお色気ぶりとなっている。
* 本作が上映開始から1ヵ月後、パロディと思われる映画少林'''老'''女が上映された。
*[[2009年]][[4月25日]]にフジテレビ系列で[[地上波]]初放送。[[視聴率]]は'''15.9%'''だった。
*本作が上映開始から1ヵ月後、パロディと思われる映画「少林'''老'''女」が上映された。
 
== 映像ソフト化 ==
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* 少林少女 Blu-ray コレクターズ・エディション([[Blu-ray Disc|BD]]版:GNXD-7001)
:いずれも2008年11月5日、[[ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン|ジェネオン エンタテインメント]]より発売。
 
== 出典 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==