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'''中央ユーラシア'''(ちゅうおうらしあラシア)とは、[[ユーラシア大陸]]の中央部分に広がる[[ウラル・アルタイ諸語|ウラル・アルタイ系の諸言語]]を用いる諸民族が居住する地域を広く指す文化的な地域概念である。[[1960年代]]に[[ハンガリー]]出身の学者が用い始めて以来、ウラル・アルタイ系の民族の歴史や文化を研究対象とする[[アルタイ学]]にとって便利な地域概念として、次第に広く用いられるようになった。
 
これらの地域の特徴は歴史上、[[ツングース]]、[[モンゴル]]、[[テュルク]]、[[フィン・ウゴル]]などのウラル・アルタイ系の諸言語を話す人々が歴史的に重要な役割を果たしてきたことである。古くは遊牧民、新しくは定住民としてウラル・アルタイ系の人々に様々な文化的影響を与えた[[ペルシア人|イラン系]]の人々もこの地域の重要な構成員である。また、彼らは[[ロシア人]]や[[漢民族]]などの周辺の大民族と密接に関わってきた。