「レイヤ3スイッチ」の版間の差分

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しまあじ (会話 | 投稿記録)
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==L3スイッチ出現の契機==
{{要出典範囲|[[1996年]]頃始めまでは、ルーターの天下であった。ルーター販売事業は、枯れて価格のこなれた安定した[[部品|パーツ]]により、大きな収益を上げていた。当時主流のルーター用の[[半導体メモリ|メモリ]]は、[[デスクトップパソコン|デスクトップPC]]が10ns([[ナノ]][[秒]])の[[SDRAM]]に置き換わった時期であるというのに、60nsの[[FPM DRAM|FPM]](Fast Page Mode)であった。しかも、運用中のルーターの動作不良の多くが、このメモリとメモリソケットの接触不良によるものだった。|date=2009年10月2日 10:56 (UTC)}}
 
{{要出典範囲|2年以上無停止で運用されたルーターは、メモリソケットの端子が埃で腐食し、再起動ができなくなる障害により交換となった。そういったルーターの運用難点が露呈してきた頃、128MBのSDRAMをオンボードで実装し、専用設計の高速[[ASIC]]と数倍高速になった[[CPU]]、柔軟な[[Virtual Local Area Network|VLAN]]構成設定を掲げて、L3スイッチは登場した。ルーターの内部遅延が20ms([[ミリ]]秒)とされていた頃に、L3スイッチの内部遅延は1ms以下であった。|date=2009年3月15日 (日) 14:05 (UTC)}}
 
==FDB(Forwarding DataBase)==
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まず、[[通信]]用の[[ASIC]]は、必ずしも最先端の製造[[技術]]に拠るものではないのが業界の常である。通信機器の動作はASICの能力に大きく依存するため、旧来の設計手法の常識を外れてよほど大胆な設計をしない限り、ドラスティックな動作速度の向上は望めないものである。[[1996年]]頃の通信機器のASIC製造は0.5um[[プロセス]]があたりまえのように使われ、[[パッケージ (電子部品)|パッケージ]]も旧式の[[集積回路|QFP]]であった。
 
{{要出典範囲|最初のL3スイッチが出現した1998年当時、最も製造プロセスの進んでいるCPUは、0.25umプロセスラインでの製造が終わろうとしており、次の0.18umプロセスでの大量生産が計画されていた。|date=2009年10月2日 10:56 (UTC)}}
 
{{要出典範囲|このような状況下で、Altera社やXilinx社を始めとする[[セミコンダクター|セミコン]]開発設計装置メーカーが数々のチャレンジを行った結果が、L3スイッチで採用された新世代の通信ASICである。おりしも、[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]用[[チップセット]]や[[画像処理]][[集積回路|チップ]]として、0.25umプロセス+BGAパッケージが主流になって来ており、韓国や台湾での製造ボリュームも大きくなってきていて、充分な[[スケールメリット]]が得られる状態であった。|date=2009年10月2日 10:56 (UTC)}}
 
{{要出典範囲|現在では、2000年頃のL3スイッチで使われたASICが、家庭用の[[ルーター|ブロードバンドルータ]]に使われている。これは、L3スイッチのサブセットに、パソコン向けの機能を追加したものである。([[ISDN]]を収容できる[[ヤマハ|YAMAHA]]製品については異なる。)|date=2009年10月2日 10:56 (UTC)}}
 
==主なL3スイッチ製品とベンダ==