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== 設計 ==
IEEE 488は、デイジーチェイン接続により、一つの8bitパラレル電気バスを15個までのデバイスで共有できるものである。最も低速のデバイスが制御に参加するので、データ転送速度を決定するためにデータを[[ハンドシェイク]]して送る。最初の標準では最大データ速度は約1MB/sであったが、IEEE 488.1-2003 (HS-488) では8MByte/secになっている。
 
IEEE 488バスは16本の信号線を使っていて、8本を双方向データ通信用に、3本をハンドシェイクに、そして5本をバス管理に用いている。さらに8本をグランドとしている。
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他のメーカーはHP-IBをコピーして、General Purpose Interface Bus (GPIB) を作った。
 
[[1975年]]、このバスは[[IEEE]]によって '''IEEE Standard Digital Interface for Programmable Instrumentation, IEEE 488'''-1975 (1975(今は 488.1になっている)として標準化された。IEEE 488.1は、GPIBのメカニカル仕様、電気仕様、基本的なプロトコルなどのパラメータは形式化したが、コマンドやデータのフォーマットについては何も触れなかった。'''IEEE 488.2''' 標準、つまり '''Codes, Formats, Protocols, and Common Commands for IEEE 488.1''' ([[1987年]]6月)では、基本的な文法とフォーマット規約を提供し、同様にデバイス独立コマンドやデータ構造、エラープロトコルなども定めた。IEEE 488.1の上に立っているIEEE 488.2はIEEE 488.1に取り込まれていない。各種装置は488.2に従わなくても488.1の仕様を満足することができる。
 
IEEE 488.1がハードウェアを定義しIEEE 488.2が文法を定義したが、そこには装置固有のコマンドの標準はなかった。同じ装置のクラス(例えばマルチメーター)を制御するコマンドは、メーカー同士、また種々のモデル間でさえ様々であった。デバイスコマンドの標準であるSCPIは[[1990年代]]に導入された。ただ導入が遅かったため、広く実装されることはなかった。
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== 適用分野 ==
最初、HP-IBの設計者らはIEEE 488を汎用コンピュータの標準周辺機器インタフェースとして特別に計画したのではなかった。[[1977年]]までには、教育・家庭・個人用コンピュータである[[PET 2001|Commodore PET/CBM]]が、IEEE 488バスを使ってディスクドライブやプリンタ、[[モデム]]などを接続した。CommodoreのPET/CBM後継の8bitマシンは、[[VIC-1001|VIC-20]]からC128まで周辺機器用に独自の「シリアルのIEEE 488」を利用していた。これは大きくて重いHP-IBのプラグや(PET(PETコンピュータ用の)マザーボードに指すカード型コネクタの代わりに、丸い[[DINコネクタ]]を用いていた。
 
Hewlett-PackardとTektronixもまたIEEE 488をディスクドライブやテープドライブ、プリンタ、プロッタなどを接続する周辺機器用インタフェースとして使用していた。これらは彼らのワークステーション製品や、HPのミニコンピュータである[[HP3000]]に利用していた。このような用途のために10MBytes/sまでバス速度を増やしたが、コマンドプロトコルの標準がないために、サードパーティからの製品供給は少なく、互換性も限られていた。最終的には、周辺機器アクセスには、[[Small Computer System Interface|SCSI]]のようなより速くオープンな規格が使われるようになった。
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|-
|align=center|ATN
|Attention。ATNは(1(1バイトのデータとは逆に)1)1バイトのコマンドバイトがDIOラインにあることを示すためにアサートされる。また、パラレルポール使用時はEOIもアサートされる。
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|align=center|EOI
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|align=center|IFC
|インタフェース初期化。システムコントローラは、バスをリセットしコントローラ管理下におくため子のラインを(少なくとも100us以上)アサートする。
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|align=center|REN
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=== IEEE 488 ===
[[ファイル:IEEE-488-Stecker2.jpg|thumb|IEEE 488 用コネクタ]]
IEEE 488はアンフェノール社が設計した24ピンのマイクロリボンコネクタを採用している(しばしばセントロニクスタイプと誤って呼ばれている)。オス/メスのコネクタが対になっているので積み重ね(スタック)て簡単にデイジーチェインが可能である(これを[[ピギーバック]]コネクタとも言う)。スタック可能なコネクタの数の機械的な限界は4つ以下となっている。これらはUTS(UTS(いまやほとんど廃止されている)やメートル (M3.5 x 0.6) ねじによって固定される。慣例的によりメートルねじは黒く塗られ、UTSねじとは合わないようになっている。総ケーブル長は20mが限界になっているが、非標準の「バスエクステンダ」デバイスも使える。
 
==== ピン配列 ====
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=== IEC-625 ===
IEC-625標準では25pin D-subコネクタ([[PC/AT互換機]]のパラレルポートに使われているもの)の使用を規定している。この標準は24pinコネクタの採用に反して市場の多くの支持を得られなかった。
 
== 外部リンク ==