「韻母」の版間の差分

「[[韻書]]」で使われる韻字には平・上・去・入の[[声調]]の違いによって異なる字が使われた。語尾子音のうち[p][t][k]は尾音[m][n][ŋ]の[[入声]]とされ、[m]と[p]、[n]と[t]、[ŋ]と[k]はそれぞれ同じ尾音と考えられている。
 
なお[[]]と韻母は正確には同じではなく、韻とは韻母のうち主母音と尾音、それに声調を加えたものである。このため、[[漢詩]]で[[押韻]]する場合、韻母をそろえることが必要であるが、介音は必ずしも一致する必要は無く、主母音と韻尾、声調が一致していなければならない。
 
『広韻』では206韻が設けられ、その内訳は、上平声28韻、下平声29韻(平声を表す字が多いので上下2巻に分けられた)、上声55韻、去声60韻、入声34韻であった。その後、漢詩の押韻の規範となる「[[平水韻]]」では、これを106韻に整理し、上平声15韻、下平声15韻、上声29韻、去声30韻、入声17韻の韻目が建てられた。
 
[[元代]]に[[北曲]]をもとに作られた『[[中原音韻]]』では[[入声]]が消滅しており、また平・上・去声の区別なく韻目が建てられ、19韻にまとめられた。
 
== 関連項目 ==
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