「薬理学」の版間の差分

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== 歴史 ==
[[File:Koehler1887-PimpinellaAnisum.jpg|180px|thumb|人類は紀元前の時代から植物を薬と認識し、治療に用いてきた。(→[[薬草]])]]
人類は太古からより[[薬用植物|天然の植物などを経験的に「くすり」として使用]]してきた。その知識・経験は子孫へと代々受け継がれていった。その知識・経験はき、やがて蓄積されて体系化されるに至り、った。中国の[[本草学]]・[[湯液医学]]において発展した伝統的医薬(日本でいう[[漢方薬]])はそのひとつであると言える。1世紀頃には[[ギリシア]]人の[[ペダニウス・ディオスコリデス|ペダニオス・ディオスコリデス]](Pedanius Dioscorides)がおよそ900種にもわたる薬を整理して"『薬物誌』(''De materia medica"'')呼ばれるいう書物を記した。
 
時代が近代ヘ移ると、生理学や生化学の発展とともに薬理学が誕生し、19世紀後半にはフランスの生理学者であり、た。実験生理学の父と呼ばれるフランスの生理学者[[クロード・ベルナー]](Claude Bernard)19世紀後半に[[クラーレ]]の[[骨格筋]]弛緩作用を明らかにしたことは有名な話であよく知られている。その後、薬理学を医学の一分野として独立させたのは[[ドイツ]]の[[オスヴァルト・シュミーデベルク|シュミーデベル]]でありは薬理学を医学の一分野として独立させ、彼の元へは多くの留学生が訪れた。
 
当初の薬理学は天然物由来成分の薬効解析が主であったが、[[合成化学]]的手法の進歩とともに解析対象は人工的な[[合成化合物]]へとシフト変遷していく。20世紀に入ると[[生理活性物質]]の本体が明らかとなり、[[分子生物学]]や[[ゲノミクス|ゲノム科学]]の進展により近代薬理学として発展した。
 
== 薬理学の主な分野 ==