「人工生命」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
→‎ウェットウェアに対する懸念: 進化学で認められた説ではない
82行目:
 
===ウェットウェアに対する懸念===
ただ、人工ウイルスでも既に問題が指摘されている。韓国より報告のあったブタの遺伝情報のサンプルから、十数年前に開発された人工ウイルスの遺伝情報が検出されたというものだ(→[http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050310302.html])。ウイルスは感染の過程で宿主の遺伝情報に自身の遺伝情報を書き込むため、[[進化学]]にもウイルス感染による遺伝子書き換えの影響を指摘する[[ウイルス進化説]]があり、もし人工ウイルスが環境中に流出した場合、どんな生物に感染しうるのかや、どんな影響があるのかが予測しがたい。
 
なお[[バイオテクノロジー]]的な技術によって改変された生物(LMO:Living Modified Organism)の漏出に関しては[[生物の多様性に関する条約]]に含まれる「生物の多様性に関する条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書(通称:[[生物の多様性に関する条約#カルタヘナ議定書|カルタヘナ議定書]])」において監視対象として制限されているが、生命そのものを製作した場合に於いても、同様の監視と漏出防止のための努力が求められるだろう。