「牧野忠寛」の版間の差分

「[[寛政重修諸家譜]]」及び「続[[藩翰譜]]」、牧野家公式記録「御家譜」では牧野貞通の子として記されているが、牧野家家譜を補足する「御附録」<ref>なお原題『御附録-自後忠成公至忠利公-』、『御附録-自後忠寛公至忠雅公-』。「[[長岡市]]史」や「三百藩藩主人名事典」での忠寛の記事はこちらを参考にしている。また、公式史料では[[本多康桓]]の娘ということになっている牧野忠利の正室も実は忠寛の実姉としている。</ref>では牧野忠敬が越後長岡藩主家養子になった2年後の寛保元年（1741年）8月29日に[[牧野忠周]]と側室大原氏との長子として出生した。<br />出生後は牧野氏を称さずに東彦松と称した。[[寛延]]3年（[[1750年]]）に牧野氏を賜って既に故人であった[[牧野貞通]]の猷子になり、新三郎貞通と称し、幕府には[[常陸国]][[笠間藩]]主・牧野貞通の十男で[[牧野貞長]]の弟として届け出たとある。これは「長岡藩主牧野家墓所発掘調査報告書」での考察によれば、すでに嫡子扱いになっていた忠周養子の[[牧野忠周敬]]を押しのけて、幕府に嫡子届けが出ていない忠寛を嫡子に出来ないので、後年に越後長岡藩に迎えるための処置としている。なお、「長岡市史」の忠寛の出自には「御附録」が採用されている。