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[[1996年]]以降の[[衆議院議員選挙]]([[小選挙区比例代表並立制]])では、比例名簿との[[重複立候補制度|重複候補]]は復活当選となる可能性がある。比例名簿において他の重複候補と同一順位か否かに関わらず、復活当選した候補者への票は基本的に死票に該当しないとされる。しかし政党の視点から見れば、これらの票は政党議席増加に使われない点で死票に該当し、「小選挙区当選の議員バッジは金、比例代表当選は銀、復活当選は銅」と揶揄される。
 
[[2001年]]以降の[[参議院議員選挙]]([[非拘束名簿式比例代制]])では、落選した候補者に投じられた個人名得票は所属する政党の得票として扱われるため、死票になるとは限らない。例えば、[[2010年]]の[[第22回参議院議員通常選挙]]では、落選した個人名得票を合計するだけで、[[民主党]]、[[自由民主党]]では各1人の当選分の得票(約112万票)を上回ることになる。
 
なお、落選者にとって得票数は[[供託金|供託金没収点]]の問題がある。また[[政党]]にとって得票数は[[政党交付金]]<ref>[[日本共産党]]のように政党交付金の受け取りを拒否している政党の場合は、政党交付金の影響はない。</ref>にも影響する問題である。さらに次回の選挙では、有権者が[[戦略投票]]を行う際に今回の得票数を参考にするため、次回の当落に影響が及ぶ。よって、落選したからといって投票の全てが無駄になるわけではなく、議席配分・当落以外で影響がある。しかし、世間は選挙直後の候補の当落のみに注目しがちであるため、これらのことは殆ど注目されない。当然、これらのことに力を割く候補・有権者は、これらには力を全く振り分けない候補・有権者に対して、肝心の議席配分・当落でハンディを負う。