「座布団」の版間の差分

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=== 作法 ===
{{独自研究}}<!--あまりに~だろう、~とおもわれる、の類が多いので-->
 
元来、権力の象徴であった物から派生した長い歴史のある物である。この経緯から日本における[[作法]]の一環で相手を敬う意図により、現在でも<!--[[和室]]・[[洋室]]を問わず、 → 洋室で座布団?-->来客に対して必ずといってよいほど提供される。客の側も、座布団を勧められる前にその上に座る行為は礼儀に反するとされることがある。勧められるまでは立ったままか座布団ではなく畳につま先を立てて正座(跪座)すると良いとされる。挨拶を済ませた後、勧められたら礼を述べて座る。
 
座布団は来客に対するもてなしとして用いられる訳だが、これを固辞することも礼を逸するとされる。しかし[[夏|夏場]]などの季節によっては無い方が快適な場合もあり、勧める側も相手の意思を慮って無理に勧めないケースも見られるなど、微妙な運用が求められると考えられる。
 
一般的な和室に於ける作法では、座布団の正面は「縫い目の無い(目立たない)一辺」であるとされる。今日では座布団カバーなどに見られる[[線ファスナー|ファスナー]]が座る者から見て奥に成るのが望ましいだろう。なお裏表は中央の糸の房が飛び出している方が表、縫い目しか見えないのが裏であるが、日常の用に足す物では中央の房糸が無いものも見られる。そのような裏表の判別がつかない座布団は日常の用を足す物であるため、来客用と普段用を用意する必要もあるかもしれない。
 
座る側の作法としては、座布団を足で踏まず、まず座布団の下座側に跪座し、膝を生かして座布団の方へ45度体を向きかえる。座布団の中央まで膝行し、開き足で足を揃え、正座をする。座布団の横の位置に充分な空きが無い場合は、座布団手前から乗っても構わない。なお座布団の位置を手で動かすと、どうしても相手の用意の悪さを論うように見えるため、本来きちんと揃えられた座布団を座る位置にあわせて動かすのは避けた方が良いかも知れない。案内役の誘導に従って、座布団の置かれた位置に座るのが望ましいだろう。