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'''ウィリアム・アイリッシュ'''(William Irish, [[1903年]][[12月4日]] - [[1968年]][[9月25日]])は、[[アメリカ合衆国]]の[[推理作家]]。本名は'''コーネル・ジョージ・ホプリー=ウールリッチ'''(Cornell(Cornell George Hopley-Woolrich)Woolrich)。主に'''コーネル・ウールリッチ'''という名前で創作活動を行っていたが、一部の作品では'''ウィリアム・アイリッシュ'''や'''ジョージ・ホプリー'''という筆名を使用していた。[[日本]]ではアイリッシュ名義の『幻の女』が有名であるためか、ウィリアム・アイリッシュと呼ばれることが多い
 
主に'''コーネル・ウールリッチ'''という名前で創作活動を行っていたが、一部の作品では、'''ウィリアム・アイリッシュ'''や'''ジョージ・ホプリー'''という筆名を使用していた。[[日本]]ではアイリッシュ名義の『幻の女』が有名である為か、ウィリアム・アイリッシュと呼ばれることが多い。
 
== 経歴 ==
1903年に[[ニューヨーク]]で生まれた。少年時代に母親のクレアと土木技師の父親が離婚し、しばらく父親とともに[[メキシコ]]で暮らしていた。[[1921年]]にニューヨーク市の母親のもとに身を寄せ、[[コロンビア大学]]に入学しジャーナリズムを専攻したが、在学中から小説を書き始め、大学を中退する。
 
[[1926年]]に最初の小説「''Cover Charge''」を出版した。当初は[[F・スコット・フィッツジェラルド]]の影響を強く受けたジャズ・エイジ作家だった。
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==作風==
 
追われる者の不安や孤独を描くことを得意としており、その作風はサスペンス派に分類することができる。哀愁味が溢れる美しい文体から、“サスペンスの詩人”と呼ばれている。
 
ストーリー設定としては、期限内に事件を解決しなければ死んでしまうというタイム・リミットを設定したものや、自分は無実なのに誰も自分の言うことを信じてくれないといった状況を描いたものが多い。論理的な推理を中心に据えた本格推理とは一線を画する。
 
日本の[[吉原遊廓|吉原]]を舞台にした「ヨシワラ殺人事件(The』(''The Hunted)」Hunted'')という短編がある。「フジヤマ・ゲイシャ・ハラキリ」調の奇天烈な描写とともに、男尊女卑文化や日本の刑事のがさつさが強調された内容である。
 
長編の代表作である[[1942年]]の『幻の女』は、[[江戸川乱歩]]の「新しい探偵小説であり、すぐに訳すべきである」という評価によって日本で圧倒的な知名度を持っている。短編の代表作である[[1942年]]の『裏窓』は、[[アルフレッド・ヒッチコック]]監督により映画化された。
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*[http://members.toast.net/woolrich/black.htm Tribute to Woolrich website]
 
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[[bn:কর্নেল উলরিচ]]